プロパン・ブタンニュース 3388号
総合版
- 4~6月のLPガス国内販売量が11%減の286万6027トン 6月は復調の兆し
日本LPガス協会(荒木誠也会長)がまとめた4~6月期の元売会社の国内販売量は、前年同期比11・1%減の286万6027㌧となった。都市ガス増熱用が同11・4%増となったものの、自動車用が43・6%と急減するなど他用途は軒並み減少した。ただ、6月単月では家庭業務用1・1%増、自動車用で削減幅が縮小するなど、一部で復調の兆しを見せている。
- 4~6月家庭でのエネルギー消費量、LPガスは4.5%増 コロナ自粛が影響か
- 9月サウジCP、プロパンは据え置きの365ドル・ブタンは355ドルに
- 国交省が宅建法改正 不動産取引時にハザードマップで水害リスクの説明を義務化
首都圏版
- 三ツ輪HD、コロナ禍での食材「産消応援」キャンペ―ン継続へ手応え
- LPガス存在感発揮へ 次期政権に期待
地方版
- 北海道=LPガスで屋外調理のキッチンバスに注目
- 東北=伊藤忠エネクスHL東北、物産石油HL岩手と経営統合 直売6,000戸増
- 中部=中部アストモス明友会がリモートでロープレ研修
- 近畿・四国=<新風見参>加藤商会社長・松森雅弘氏、働きたい会社目指す
- 九州=長崎県協のガス衣類乾燥機拡販企画「らく家事キャンペ」に215人応募
- 九州=<地元企業の底力>渡辺プロパンガス(久留米市)、地域の生命線下支え
住設・新技術
- 東洋計器、災害対策や保守強化でマルチセンターを刷新
- 新コスモス電機、位置や警報情報を無線で自動送信する装着型ガス検知器発売
<中国業界特集2020>
変化する社会環境に挑戦 中国業界特集
知恵と工夫で新展開/ルポ
今もなお全国で新たな感染者確認が続く新型コロナウイルス。中国地方でも経済や暮らしに大きな影響を及ぼしている。イベントなども開催しにくい状況にあり、これから需要期を迎えるLPガス業界ではどのように対応し、売り上げを積み上げていくか課題を突き付けられている。また、近年は自然災害が頻発化・激甚化し、今年も7月3日から14日にかけて梅雨前線が本州付近に停滞し、線状降水帯が多数発生した九州地方では甚大な被害が出た。LPガスの分散性を生かした災害対応バルクやLPガス発電機の設置促進など、地域への一層の防災貢献が求められている。大きな社会環境の変化のなかで、果敢に挑戦する販売事業者の姿を追った。
- 山口県LPガス協会萩支部=支部挙げた提案が奏功で6校103教室にGHP
- 伊藤忠エネクスHL西日本=「おうちで快適」を応援 最新機器をフェアで提案
- イワタニ山陽=非対面提案ツールで3商材をアピール LINE動画活用し説明
- 猫本商事=社内に防災基地設置 非常時は地域に開放
- つばめガス=オンラインで就業体験 県外学生も応募
- 大和マルヰガス=キャンペーンで変化に応じた商材を提案 新たな快適生活に貢献
ウィズコロナ時代を勝ち抜く わが社の戦略
新型コロナウイルス感染症の影響が今後顕在化するなか、LPガス事業者にあってもコロナと共存した新しい働き方、営業手法を創り上げていかなければならない。コロナ対策を徹底したうえで、消費者向けキャンペーンにチャレンジする動きも始まった。先行き不透明な環境のなかでどう勝ち抜いていくか、中国地方の販売事業者に戦略を聞いた。
■質問事項=①コロナ禍における営業展開。機器販売、顧客接点②競合エネルギー対策③今後、強化していく事業
- 広島ガスプロパン=新しい生活様式の実践
- 山陰酸素工業=省エネサービス拡充
- 三愛オブリガス中国=ウェブ研修会を実施
- 日の丸産業=ネット販売商材を開発
- 食協=リビング課を新設
- 髙山産業=業務効率化を推進
- 山田日之出ガス=顧客の困りごと発掘
- 協同ガス=らく家事・時短を提案
- コーアガス島根=紙上展示会を実施
- 服部産業=知識・技術の向上図る
- 中国LPガス消費マップ
- LPガス事業者大相撲番付/2020広島場所
中国LPガス消費マップ
LPガス事業者大相撲番付/2020広島場所