購読料金改定のお知らせ
平素はプロパン・ブタンニュースをご愛読いただき厚くお礼申し上げます。
さて、購読料金につきまして、1997年4月から25年にわたり企業努力を重ね現行料金を据え置いてまいりましたが、昨今の原材料、印刷、発送料など経費の値上がりに伴い、誠に不本意ではございますが、料金改定させていただくことになりました。
当社としましては、この改定を機に、1面と「住設・供給機器・新技術版」のカラー化をはじめ、さらなる紙面の充実、刷新を図り、読者各位のご期待に応えるよう努力いたします。
なにとぞご了承のうえ、引き続きご愛読賜りますようお願い申し上げます。
▽ 新購読料( 税込み)=1カ年3万9600円(半年1万9800円)
▽実施期日=2022年10月1日(新規・契約更新時からの適用となります)
石油化学新聞社
総合面
4~6月期の元売国内販売3%増の310万897トン
都市ガス用が大幅な伸び
日本LPガス協会(江澤和彦会長)がまとめた4~6月期の元売国内販売量は、前年同期比3・1%増の310万897㌧となった。家庭業務用や自動車用も前年を上回ったが、都市ガス用が63・6%増と急増した。
「LPガスは節約不要」
都市ガス制度WG、都市ガス需給対策まとめ
総合資源エネルギー調査会電力・ガス基本政策小委員会ガス事業制度検討ワーキンググループ(座長=山内弘隆・一橋大学名誉教授)は5日の第24回会合で、7月から過去3回会合で話し合ってきた都市ガスの需給対策について、とりまとめ文書の原案を大筋で了承した。
- 富士瓦斯 未来へ協業PF始動 「&LPGプロジェクト」
富士瓦斯( 本社・東京、津田維一社長)は、LPガスの可能性を探り、未来に向けたイノベーションを生み出す協業プラットホーム「&LPGプロジェクト」を立ち上げた。
「あなたとLPガスをつなぐプロジェクト」と題して、LPガスの優れた物性がもたらす多様性や汎用性、ほかのエネルギーとの親和性の高さを「&(アンド)」というコンセプトで表現。災害対応やカーボンニュートラル(CN)などのLPガスの課題解決に向け、業種・業態を問わず、さまざまな業界や組織、地方自治体、個人に参加を呼び掛ける。
- OPECプラス、10月の減産を決定 石油需給の緩和感制御ねらい
- 商慣習是正、行政・業界連携が重要 消費者団体連絡会が取引適正化問題で学習会
- サイサン、ラオスに充填所建設 ガスワンラオス、現地事業拡大へ
- 鳥人間コンテスト滑空部門で岩谷チームが4位に
全国ミツウロコ会、ウェブカレッジでCN対応の具体策学ぶ
10支部36会場で共有
全国ミツウロコ会(会長=坂西学ミツウロコヴェッセル社長)は6日、「全国ミツウロコ会カレッジ」として、全国10支部36会場をオンラインで結び、専門家講師による主にカーボンニュートラル(CN)に関する講演を配信した。今年のカレッジは、CNに発展した地球温暖化問題は待ったなしの状況にあるとの総論から、LPガス販売事業者の具体策までを学ぶ構成とした。
首都圏版
サンワ、CNLPガス販売 一般向け料金プランも
創業100周年に向けた経営戦略
CNLPガス販売をPRするチラシ
サンワ(本社・前橋市、遠藤宗司社長)は1日、カーボンニュートラル(CN)LPガスの販売を始めた。2046年に迎える創業100周年に向けた経営戦略で展開するグリーントランスフォーメーション(GX)の一環で、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを加速させる。
同社は6月29日に群馬県で初めてアストモスエネルギー(本社・東京、小笠原剛社長)からCNLPガスを受け入れた。自社消費に続くフェーズとして、家庭・産業用に販売を開始する。
府中FM、LPガス電源で放送を継続
初の試みで都協部会が支援
パーソナリティーによる発電機の起動を見守る高橋淳二・都協会府中部会長(後方左)と実況する大山一行・東京府中FM放送局長
府中市のコミュニティーFM放送局、東京府中FM(ラジオフチューズ、冨士行理代表理事)は長期間停電を想定し3日、初めてLPガスのみを電源とする「防災訓練放送」を行った。災害時放送協定を結ぶ東京都LPガス協会北多摩南部支部府中部会(高橋淳二部会長)の協力で放送機材を系統電源から切断し、LPガス発電機に接続。トラブルの発生で当初予定より切り替えが遅れるなど課題は残ったが、LPガスの有用性をPRする有意義な機会となった。
- LPガス発電機を地域放送局に普及を 都協と府中FMが共同で総務省に要望
- 丸江、高校生プロサーファー庄司莉花選手とスポンサー契約
地方版
北海道=道協石狩千歳分会が千歳市の防災訓練を支援
炊き出しなどで災対力をPR
自衛隊の炊き出しを全面的にサポートした
北海道LPガス協会石狩支部(沼田常好支部長)と同支部千歳分会(沼田哲平分会長)は3日、千歳市の防災学習交流センターで行われた総合防災訓練に参加した。移動電源車の展示などを通じて災害時におけるLPガスの優位性をPRしたほか、炊き出し訓練を全面的にサポートした。
新型コロナウイルスの影響で3年ぶりに実施された訓練には、北海道をはじめ自衛隊や警察、町内会が参加した。開始式で山口幸太郎市長が「訓練を通して災害時対応への知識を深めてもらいたい」と訓示。参加者は町内会別にグループを編成し、各機関が展示する資機材を巡回しながら、災害時対応を学んだ。
東北=工藤酸素店、本社にバルク・発電機・GHP
有事即応へ強靭化し避難所開放も視野
㊤社屋に設置した災対バルクと発電機㊦2019年度に導入した可搬式LPガス発電機。普段は宅配水と一緒に倉庫内に控える
工藤酸素店(本社・弘前市、工藤良一社長)は災害時でもLPガスや石油などを出荷できる体制を整えた。2019年度に住民拠点SS補助金を活用し倉庫にLPガス発電機を設置、昨年度は災害バルク補助金を活用して社屋脇にLPガス発電機を設置した。災害時にエネルギーや医療ガスを供給するだけでなく、地域住民に空調が整った避難場所を提供できるようにもした。
工藤酸素店の本社はLPガスや工業用ガス、医療用ガス、重油、灯油などの製造・充填・供給施設を整えている。東日本大震災の時は停電で稼働できなかったが、弘前市が非常用発電機を手配し重油と灯油を供給することができた。この経験を教訓に、災害時でも供給を継続できるようにしようと、19年度の住民拠点SS補助金を活用し非常用LPガス発電機を整備した。
中部=東邦液化ガスが基地・充填所を整備
ミストで作業環境改善
名港LPG基地小型容器充填場。天井からミストを噴霧する
東邦液化ガス(本社・名古屋市、石原克典社長)はLPガス基地、充填所内での作業時の熱中症対策として、2021年度からミスト発生設備を導入している。昨年度の5カ所に続き今年度も6~7月に4カ所に設置し、効果を発揮した。
猛暑が続く夏の熱中症対策として職場環境の改善は急務。特に工場や倉庫などの作業現場は高温になりがちだ。同社は充填所内にミスト発生装置を導入した。昨年度は7~8月に八開(愛西市)、岡崎(岡崎市)、各務原(各務原)、鈴鹿(鈴鹿市)の各充填所、名港LPG基地(名古屋市)のローリーバース現場待機所に設置。今年度は三好( みよし市)、津( 津市)、志摩(志摩市)、恵那(恵那市)の各充填所と名港LPG基地小型容器充填場に取り付けた。
近畿・四国=和歌山県協の衣類乾燥機モニター企画が好調
2ヵ月で5割達成 6~3月10ヵ月展開
オール電化住宅も対象にモニター設置する
和歌山県LPガス協会(佐伯浩三会長)が6月から来年3月まで展開中のガス衣類乾燥機「乾太くん」無料モニターキャンペーンが好調だ。アンケート回収60件と成約30件の最終目標に対し6月に14件、7月に19件を回収し各月3件、11件を成約した。2カ月で33件回収、14件成約とほぼ半数を達成している。
キャンペーンは、脱炭素化でオール電化が加速すると想定されるなか、ガス衣類乾燥機をテコにムードを反転させようと企画。小・中・高校生の子を持つ家庭を主な対象に謝礼や販売報奨金を用意した。LPガス顧客に限らずオール電化住宅もターゲットに需要創出を狙う。5㌔㌘型衣類乾燥機、FRP容器2本、調整器、ガスホース、設置台、保護カバーを1セットとし、各支部に計9セットを常備。需要に対応するため、支部の独自予算で衣類乾燥機を増備するケースや、販売店が所有する衣類乾燥機を貸し出すケースもある。
- 近畿・四国=徳島県協常設化推進委、鳴門市長と議員・職員にLPガスGHPの利点訴求
中国=山陰酸素、JGEトークコンテストの社内予選で6人が提案力競う
中四国大会へ松本氏
社内予選で優勝した松本氏(前列中央)と出場者
山陰酸素工業(本社・米子市、並河元社長)は8月23日、本社会議室で「JGEトークコンテスト社内予選会」を開いた。6人が出場し、安来支店の松本力人氏が優勝した。松本氏は14日に岡山市のホテルグランヴィア岡山で開かれるJGEトークコンテスト中四国大会に出場する。
三輪淳二取締役常務執行役員営業本部長は開会式のあいさつで、「大会への出場に敬意を払いたい。山陰酸素ならでは強みや魅力をお客さまにいかに伝えられるかがポイントになると思う。勝負
は時の運。楽しく競技に挑んでほしい」と述べた。
岩田剛執行役員営業本部エネルギー事業部長は「1994年からスタートした歴史のある大会。トークは自分の言葉でゆっくり丁寧に話してほしい。競技に参加したことで自分の中でも一段と成
長を感じて帰ってほしい」とあいさつした。
- 中国=コーアガス島根、松江でスポーツフェスタ 卓球の水谷選手と交流も
九州=田島、佐賀市にカフェ開業
生活総合提案の拠点にも
8月20日にオープンしたカフェ&ギフトショップ「shironeri(白練)」と蒲原ひかりマネージャー
田島(本社・佐賀市、田島広一社長)のグループ会社リライフ(同、田島みゆき社長)は8月20日、佐賀市に「カフェ&ギフトショップ『shironeri(白練)』」をオープンした。
16、17日にはプレオープンとして、取引先や関係事業者、社員関係者などを招待した。
カフェはリライフ所属の蒲原ひかりマネージャーが中心となり計画した。田島ではLPガス供給と機器販売、リフォーム、設備工事、不動産、相続事業など地域の生活者の暮らしに寄り添う事
業を推進しており、これまで着手してこなかった食にまつわる事業への進出を目指し、オープンに向け準備を進めた。
住設・新技術
G&ECO、小型軽量のハイブリッド発電機
クラウドファンディングで先行発売
持ち運びやすいハイブリッド発電機「GD1600SR」
G&ECO(本社・東京、小島盛利社長)は2日、クラウドファンディングサービス「Makuake(マクアケ)」で、LPガスとガソリンのハイブリッド発電機「ELSONA(エルソナ)」の定格出力1・7㌔㌾㌂(LPガス使用時は1・53㌔㌾㌂)機「GD1600SR」を発売した。先着の割引料金コースを複数用意し、エコフローテクノロジージャパンの蓄電池「DELTA1000」とセットで提供する。購入は25日まで受け付ける。
- NESI、災害時の情報共有システムで迅速な意思決定を支援
- 工進(長岡京市)、カセットガス発電機を発売 防災・レジャーに活躍
特集記事<九州LPガスタンク基地マップ 熊本・大分・宮崎・鹿児島・沖縄編>