プロパン・ブタンニュース 3527号
総合面
- 日液協総会、安全高度化計画を推進 商慣行変革にも力
- 1次エネ供給量、1~3月は6%減 LPガス0.4%増(エネ研報告)
首都圏版
- ランサムウェア攻撃による被害が国内で拡大 昨年は230件
- ジャパンエナジック、安全大会 事故防ぎガス切れ解消
地方版
- 東北=岩手県協・八重樫会長、県に支援金支給方法の簡素化を要望
- 中部=ミツウロコ会中部、地域密着でブランド力を発揮
- 近畿・四国=<あきんどネット>H&T energy、正直・真心 暖かさ提供
兵庫熔材(本社・朝来市、江草長史社長)と但馬ガス供給センター(同)は1月1日に合併し、社名を「H&T energy(エイチ・アンド・ティー・エナジー)」に変更した。卸と小売の一体的な運営でより強固な体制を構築し、厳しい環境でも勝ち残る競争力を確保する。
兵庫熔材は1950年、江草社長の祖父である松太郎氏が小野市で創業した。カーバイドから酸素など一般高圧ガスに業容を広げ、時代とともにLPガスの比率が高まった。現在本社を置く朝来市和田山町の充填所は61年、町の工場誘致第1号として建設した。
一方、但馬ガス供給センターは70年に兵庫熔材の卸先販売店が集まり協業組合として発足、兵庫熔材も組合員として参画した。充填や配送を担うだけでなく、組合自体が小売業者として事業展開してきた。
- 中国=イワタニ島根大田支部、昨年に続き2回目のフリマに1317人が来場
- 九州=井尻ガス(福岡市)、独自ブランドの水サーバーを展開 定額制で接点深耕
住設・新技術
- リンナイ、マイクロバブル給湯暖房機のラインアップ拡充 設置条件広げ8月発売
リンナイ(本社・名古屋市、内藤弘康社長)は「AirBubbleTechnоlоgy(エアバブルテクノロジー)」搭載給湯器のラインアップを拡充し、マイクロバブルバスユニット内蔵ガス給湯暖房熱源機「RUFH―ME/UME」シリーズを8月28日に発売する。
「RUFH―ME」シリーズはガス給湯暖房用熱源機にマイクロバブルバスユニットを内蔵することで分譲マンションなど設置環境に制約のある集合住宅にも導入しやすくなる。併せて、マイクロバブルバスユニットに加え、ウルトラファインバブル発生装置を内蔵した「RUFH―UME」シリーズも発売する。
- パロマフォトコンテスト入選作を東京・大阪の地下鉄駅に提示
- モリナガ(福井県大野市)、コスモス倶楽部の異業種交流会で気づき
<LPG車特集2023>
- 新たな価値創造に取り組むLPG車 特徴生かしニーズに応える業界事例
半世紀超にわたり、商用モビリティを下支えしてきたLPガススタンド事業とLPG車。その立ち位置はコロナ禍やカーボンニュートラル政策と相まって先行き不透明な状況だ。一方、LPガススタンド業界では将来のグリーンLPガス供給も見据え、本業の継続と付加価値向上に取り組む動きが出ている。LPG車については「燃料費低減」「CO2削減」「BCP」に寄与する車両として、独自の価値を打ち出して普及促進に取り組む事業者がいる。LPガスならではの強みを生かし、インフラや車両の需要創造に取り組む事例を取り上げる。
- 伊丹産業=台数目標定め需要開拓 オートガススタンドの高付加価値化も推進
- サイサン=販売店とともに普及拡大 カーリース好評で提案強化
- サーティーフォー交通=LPG車活用で環境貢献 UDタクシー増車に力
- エフ・ケイメカニック=ジムニー併燃車を試作 被災地調査など機動性期待
- 門倉商店=ハイゼットカーゴ4WDの使いやすさアピール 他車種も開発中
- アイダエナジー=ユーザーに応じた改造で実績130台 自社も全営業車を転換
- 位田モータース=FCV事業モデル確立へ 小型水素ステーションと組み合わせ
- イワタニ山陰=出雲支店でオートコンポを導入 バイフューエル車も増車へ
- 北海道LPガス協会石狩支部=バイフューエル車導入し実車でPR 会員への波及も
- 東京都LPガススタンド協会=水素ステーション併設を検討 課題クリアし実現を
<島根県協松江支部創立60周年>
- 安全・安心提供に全力 災害対応・環境貢献で県都発展を下支え
島根県LPガス協会松江支部(曽田悟支部長)は5月26日、松江市の松江ニューアーバンホテル別館で創立60周年記念式典を開いた。式典・祝賀会に上定昭仁・松江市長、森本敬史・島根県防災部長、安部俊一・松江市防災部長、田村達朗・松江市消防本部消防長、森山健一・島根県協会長、井谷憲司・島根県エルピーガス事業協同組合代表理事、山本陽一郎・島根県東部エルピーガス保安センター代表理事、成冨治・石油化学新聞社社長ら来賓とLPガス事業者、元売・機器メーカー、支部会員ら50人が出席し支部の還暦を祝い、さらなる成長、発展へ決意を新たにした。
- 上定昭仁・松江市長、有事即応へ連携強化
- 森本敬史・島根県防災部長、エネ供給「最後の砦」
- 曽田悟支部長=顧客の生活第一 信頼高め需要創造
昭和30年代に入り石炭から石油へのエネルギー革命が進行するなか、LPガスの急速な普及に伴う取引の適正化・保安の確保に対応するため、1963年10月に島根県プロパン協会松江・八束支部として結成し今年、満60年の節目を迎えることができた。
現在は会員数35会員と県内の支部では最大の組織となり、LPガスは松江市全域の5万9千の家庭や事業所に欠くことのできないエネルギーとして利用いただいている。 - 松江市にLPガス発電機3台寄贈
- 20年ぶり勝機到来、ガス化提案に拍車