
プロパン・ブタンニュース 3615号
総合面
- エネ庁流通WG、問題行為の見解示す 他業界との比較で判断
- LPガス小委員会、来年度重点項目を報告 保安・帳簿を詳細に 質量販売運用見直し
- 岩谷産業、水素燃料電池船「まほろば」披露 万博で可能性示す
関係者がまほろばを背にープカットを行った
岩谷産業( 本社・大阪、東京、間島寬社長)は21日、大阪・関西万博で運航する水素燃料電池船「まほろば」披露式典と来賓の乗船会を大阪市のユニバーサルシティポートで行った=7面に関連記事。石毛博行・2025年日本国際博覧会協会事務総長、内橋研策・近畿経済産業局資源エネルギー環境部電源開発調整官など行政、自治体、経済界の来賓と、牧野明次会長、間島社長ら同社幹部が出席した。
- 髙山産業(岡山市)、髙山晃一副社長が新社長に昇格
髙山産業(本社・岡山市)は22日、岡山市の岡山プラザホテルで開いた経営方針発表会で、髙山晃一副社長が4月1日付で社長に昇格すると発表した。髙山眞司社長は代表権のある会長に就任する。
髙山晃一(たかやま・こういち)氏 2002年流通科学大学流通学科卒、伊丹産業入社。06年髙山産業入社、10年専務、14年副社長。団体歴は20年岡山青年会議所第70代理事長。岡山市出身、45歳。
首都圏版
- ジャパンガスエナジー、「エコTENキャンペーン」 燃転計6417件の大成果
- ガスワン北関東、太田市の小堀商店グループ入り 群馬市場を拡充
- 前橋ガス事業協同組合 創立55周年記念式典、LPガスは最先端のエネ地域防災へ貢献を確信 131人が節目祝う
地方面
- 近畿・四国=伊藤忠エネクスHL、高知東営業所が竣工 安芸と室戸を統合し新社屋建設
- 中国=広島県協青年委員会、庄原市にガス機器34台寄贈 メーター回収益で
- 九州=田島(佐賀市)、スプリングフェアで調理実演し機器PR 水回りも提案
住設・新技術
- ガス機器出荷、24年度3.5%増の3221億円に 穏やかに回復基調
- 理研計器、移動式メンテ車両運用 発災時にガス検知点検
- 第43回東計会、テレメ標準化でDX推進を
東洋計器(本社・松本市、土田泰正社長)は7日、東京・新宿区の京王プラザホテルで「第43回関東東計会」を開き、今年も全国11地区の東計会が幕を開けた。研究会では、膨大なガス使用量データの分析から、機器拡販や燃転などLPガス需要開拓につながる知見を報告。人口減を見据えたテレメータリングの標準化を訴え、LPWA端末「IoT―R」とマイコンメーター「PR型」の組み合わせによるDXコンテンツの高度活用を提案した。会員事業者から過去最高の623人が参加し、将来のエネルギー産業像を学ぶ機会となった。
・総会
ガス使用量データ 新たな活用法提案 ともにガスの時代作ろう
・研究報告① 土田泰秀会長「ビッグデータは語る(序)」
IoT-R+ P R 型 燃転で機能最大限に
・研究報告② 土田泰正社長「ガス超スマート社会」
集中監視コンテンツ 普及へより使いやすく
・懇親パーティー メーターで業界底上げ
・特別講演 水谷清昭・NXエネルギー中部社長(NX商事名古屋支店LPガス部長)「LPガス事業のDXによる生産性とサービス向上で選ばれるガス会社へ」
GHPとコ・ジェネ版
- GHPコンソが中期市場予測まとめる 25年度出荷は2万8000台 体育館空調が後押し
- 25年度GHPフォーラム、「災害対策と環境対応」テーマに7月から全国7会場で開催
- 大船渡山林火災で人口の1割以上が避難 避難所環境向上待ったなし
- GHPコンソ普及促進部会メンバー、アイシン新工場見学 CNや柔軟稼働体感
- 4月発足のパナソニック・ヤンマーGHP開発製造の新社社長に西本春樹氏
パナソニック空質空調社とヤンマーエネルギーシステムが共同出資し、4月に発足するパナソニック・ヤンマーGHP開発製造の新社長に、パナソニック空質空調社設備ソリューション事業部GHP事業総括部事業総括の西本春樹氏が就くことが決まった。 新会社では、パナソニックの冷媒技術とヤンマーのエンジン技術を持ち寄り、設計を共通化することにより開発リードタイムを短縮。2026年初めには、新会社で開発製造したGHP室外機の生産を開始する予定。 西本春樹(にしもと・はるき)氏 1997年三洋電機入社。2012年にパナソニックに入社、19年同社アプライアンス社エアコン事業部業務用空調BU経営企画部事業企画課課長、22年同社空質空調社設備ソリューション事業部経営企画部部長、24年GHP事業総括部事業総括。1972年3月28日生まれ、53歳。愛媛県出身。
<春季特集号>
介護施設を強靭化 T&Dリース
災対設備 補助金リースで円滑導入 LPガス事業者と積極提案
T&Dリース(本社・東京、根釜健社長)は介護施設向けのリース提案を強化している。停電対策や環境負荷の軽減、光熱費の抑制効果が高い設備の導入をリースで支援し、介護施設の防災力強化と長期的な経営力強化を下支えする。提案は地域のLPガス販売事業者との協業も視野に入れて展開する。非常用発電機やGHPなどBCP対策商材の設置促進で連携し、社会的重要インフラである介護施設の防災力強化とLPガス供給量の拡大につなげる。
「ソーラーリースのミカタ」太陽光で経営課題解決
相互の強み 協業で最大化 根釜健社長
初期投資ゼロ 光熱費圧縮、利益捻出も
- 改正省令に不安や疑問~日置純子・エネ庁燃料流通政策室長に聞く
日置室長( 資源エネルギー庁資源・燃料部燃料流通政策室)
LPガス法改正省令は4月2日に「三部料金制の徹底(設備費用の外出し表示・計上禁止)」が施行される。昨年7月2日に施行した「過大な営業行為の制限」「LPガス料金の情報提供」は業界に少なからぬ影響を及ぼし始めてている。今後に不安を感じ、改正省令に不満を持つ事業者もいる。日置純子・資源エネルギー庁資源・燃料部燃料流通政策室長に、本社の山本勝取締役LPG局長がLPガス事業者の抱える疑問や不満を投げかけ、答えを探った。
・実効性担保へ綿密検証 通報フォーム 予算取り対応強化
・過大な営業行為 個別指導の段階 残存簿価買い受けは違反
・無償貸与 抜け道塞ぎ例外排除 省令違反、きっぱり拒否
・三部料金制 透明性確保が目的 設備料は並列表記 基本・従量も明快に
・大家との関係まず整理 規制遂行へ監視・WG活性化
- 不動産業界と国交省の対応は
- トランプ2.0政権による政策と世界のエネ情勢見通し-寄稿/エネ研・柳沢崇文研究主幹
- 増収へGHP普及/有力事業者の販売戦略
- 猛暑対策製品・サービス
・SPACECOOL=光学フィルムで放射冷却 建物や屋外機器、内部の温度を低下
・空調服=防爆ファンと小型軽量電池 ブルゾンに着脱自在
・ポーラメディカル=顔色や表情をAIカメラが解析 暑熱リスクを即時判定
・いけうち=大空間をミスト冷房 充填所の環境を劇的に改善
・ユビテック=体調変化や環境検知 スマートウォッチで情報共有
- LPガス国際セミナー/サステナブルなエネに
- 将来見据え合従連衡/最近の主な流通再編・統合などの動き
- 12LPガス業界ニュースワード2025