石油化学新聞 5362号
THE PETROCHEMICAL PRESS
- 日本化薬・・・ファインケミカルズ、成長に向け積極投資 厚狭、福山工場で実施
- 積水化学工業・・・CPVC、タイでコンパウンド増設 インドの耐熱配管需要増
- 三井化学・・・九州大学との連携、光バイオ触媒 アンモニアと水素合成 CN技術開発で
- 三菱ガス化学・・・次期中計、差異化事業に資源集中 半導体関連に重点
- ポリプラスチックス・・・LCP、中国でコンパウンド、25円初から南通で
- デンカ・・・耐熱接着剤の増設検討 半導体製造用 渋川で25年度メド
- テラドローン・・・新コーポレートミッション策定
- 積水化学工業・・・低分子医薬品、CDMO拡大に拍車 岩手で精製・治験棟増設へ
積水化学工業は、低分子医薬品の開発製造受託(CDMO)事業の拡大に拍車をかける。100%子会社、積水メディカルの岩手工場(岩手県八幡平市)で3月に低分子医薬品向け原薬の新製造棟を稼働したのに続き、27年までに原薬の精製棟、29年までに臨床研究(治験)用原薬を製造する治験棟を増設する計画だ。
<特集>需給調整局面続 く合繊原料 (2面)
合成繊維原料の需給の調整局面が続いている。各合繊原料に共通するのは、最大市場の中国で継続する設備新増設による生産能力の大幅な増強だ。需要は中長期的に成長が見込まれるものの、需給ギャップの解消には時間がかかりそう。各合繊原料の市場動向などをまとめた。
- 高純度テレフタル酸(PTA)
・設備稼働率、アジアは23年も77%
・中国、輸出が高水準を継続
- カプロラクタム(CPL)
・スプレッド、23年は2年連続で縮小
・中国からナイロン輸出拡大
- アクリロニトリル(AN)
・世界需要、23年は前年並みに
・中国は12%増と好調維持
- モノエチレングリコール(MEG)
・設備稼働率、22年は60%5㌽低下
・国内各社、価格ベースアップへ
THE PETROCHEMICAL PRESS
- 半導体用エポキシ・・・需要低調も増産進む 来年後半から市況好転
- ダイセル・・・酢酸セルロース微粒子、化粧品向け拡大
- AVEVA・・・製造業のDX支援 ソフトウエア、三菱ケミカルグループなど採用
- 積水化成品工業など3社・・・PLAのIBM新技術を開発
- レゾナック・・・ホテルの燃料電池に低炭素水素を供給
- 江戸川合成・・・POM用途拡大へ 専用下塗りを開発
- セーレン・・・炭素繊維プリプレグ 宇宙曝露実験を開始
- 積水化学工業・・・介護センサー新機能 在床状態3段階表示
- 帝人・・・生産性向上へ 社員向け生成AI導入
- 石油化学工業協会・・・「現状」23年版発行
- 大手5社石化系部門収益・・・今上期営業損益、総じて悪化
- 日本スチレン工業会・・・2023年10月受払表
- 発泡スチレンシート工業会・・・2023年10月のPSP出荷実績
- 日本ABS樹脂工業会・・・ABS国内出荷
- 化学製品値上げ
・ユニチカ・・・工業用フィルム
・信越ポリマー・・・塩ビ波板15%以上
THE PETROCHEMICAL PRESS
- 大阪ソーダ・・・新中計を始動、25年度に最高業績
- クレハ・・・PVDF、成長シナリオに自信 値決め改定、開発加速
- カネカ・・・田中社長、今下期「業容拡大が加速」
- 積水化学工業・・・通期業績も「最高更新」 加藤社長が意気込み
- JSP・・・三菱ガス化提携解消、業績に「影響軽微」 資本効率向上に力
- 出光興産・・・基礎化学と高機能材 中計で構造改革加速
- ダイセル・・・増産設備稼働 電材用溶剤を拡販
- タキロンシーアイ・・・収縮フィルム 米州事業再編
- 三洋化成工業・・・SAP、名古屋1系列休止 外部連携など構造改革
- 旭化成・・・グリーン水素、アルカリ水電解で 60㍋㍗級、27年実証
- 三井化学・・・ISCC PLUS TDIで認証取得
- 三菱ケミカルグループ・・・生分解性PBS 食品保持剤袋に
- 東京ガスエンジニアリング・・・東レ米CF工場に蒸気など供給拡大
- 日本ペイント・・・カザフ塗料子会社化
- INPEX・・・ギ酸製造の米スタートアップに出資