石油化学新聞

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三菱ケミカルグループ・・・半導体材料・サービス 29年度に5割増収へ

積極投資、新製品も

三菱ケミカルグループは半導体マテリアル・サービス事業の売上収益を29年度に24年度見込み(700億円)比5割増の1050億円とする目標を設定した。半導体市場の成長に合わせ競争優位にあるマテリアル・サービスの販売を伸ばし、能力増強投資も積極的に行う。パワー半導体材料の窒化ガリウム(GaN)基板など新製品開発・育成にも力を入れる。

化学業界合同賀詞交歓会

行政と連携しGX加速 安全とコンプライアンス徹底

会場には業界関係者や来賓ら約700人が参集した

化学関連44団体の共催による化学業界合同賀詞交歓会がパレスホテル東京で開催され、会場には業界関係者や来賓ら約700人が参加した。

岩田圭一会長

代表としてあいさつした日本化学工業協会の岩田圭一会長(住友化学社長)は、世界情勢は引き続き不透明感が強いものの、国内景気は個人消費に持ち直しの動きがみられ、設備投資も緩やかな増加が続くなど明るい兆しが見えているとし「化
学業界の業績も昨年は総じて回復に転じた。今年はこの流れを確かなものにするため各社の努力が結実することを期待している」と述べた。

  • 三菱ガス化学・・・新潟でヨウ素生産拡大 世界的需要増に対応
  • 東レ、旭化成、積水化学工業・・・GX技術本格事業化へ 実装に産官が本腰
  • 旭化成・・・AN、韓の設備フル稼働に タイ拠点撤退をカバー
  • ポリプラスチックス・・・PIRを近く始動 LCPとPPSまずクローズドで

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25年が幕を開けた。デジタルトランスフォーメーション(DX)やグリーントランスフォーメーション(GX)への対応など今年も激動の1年となりそうだ。こうした状況下、化学関連企業のトップは事業環境の激変に対応し、持続的成長を遂げるよう従業員を鼓舞する。

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  • DIC・・・エポキシ増強 半導体向け 2年内に増産体制整備
  • クラレ・・・PA9Tを増販 年率10%超 車とDDR牽引
  • 日本エイアンドエル・・・ABS向け改質剤外販、新ブランド設定
  • ダイセル・・・マイクロプラント、新井工場で導入開始 レジスト材皮切り
  • 三菱ケミカルグループ・・・米MMA新設検討取りやめ
  • ADEKA・・・上海子会社を現地企業に売却
  • 石油化学工業協会・・・11月の石化製品生産実績、11月の汎用4樹脂の出荷実績
  • 財務省貿易統計・・・2024年11月石化品輸出実績、2024年11月石化品輸入実績
  • 塩化ビニル樹脂(PVC)1月分のアジア輸出価格
  • UBE・・・ナイロン原料カプロラクタム(CPL)のアジア大口需要家向け12月契約価格
  • 1月のベンゼンのアジア契約価格
  • プラスチック循環利用協会・・・廃プラ有効利用率一昨年89%に上昇
  • 化学製品値上げ
    ・出光ファインコンポジット・・・ポリオレフィン系複合材料を2月3日納入分から値上げする。上げ幅はフィラー含有難燃V―0品が1㌔㌘220円以上、ノンフィラー難燃V―0品が130円以上、難燃V―2品が60円以上。
    ・クラレ・・・アルコール系溶剤の国内向けを3月1日出荷分から1㌔㌘100円以上値上げする。

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