石油化学新聞 5153号
＊THE PETROCHEMICAL PRESS＊
- 住友化学・・・ＴＰＥ差別化を強化 防カビ難燃品育成に注力
- デンカ・・・特殊混和材、東南アジア展開加速 2022年度に売上高倍増へ
新社長インタビュー
ＫＨネオケム 髙橋理夫氏
- 安定収益確保 落ち着いた経営で
- 安心して働ける会社に
「昨年策定した『ＶＩＳＩＯＮ２０３０』に基づき中長期視点から持続可能な経営を目指す。これまでは企業価値向上に向けた社内改革に突っ走ってきたので、これからは少し落ち着いた経営に臨む。安定収益を維持強化して株主の期待に応えるとともに、コンプライアンスを重視し、社員が安心して働ける会社を目指す」
54歳の若き社長は、じっくりと言葉を選びながら自らの考えを語る。
＊THE PETROCHEMICAL PRESS＊
- 大倉工業・・・ＰＰＦ分野に進出 米中貿易摩擦で商機 丸亀で供給力強化
- 宇部エクシモ・・・中空二重構造フィルム、今期４億円に倍増へ 農業用で保温性発揮
- 宇部エクシモ・・・ＦＲＰ光ケーブル、歪センサー用開発 老朽化や災害対策向けに
- 東レ・・・エアバック、欧州縫製メーカー買収 川下進出で一貫体制へ
- 旭化成建材・・・フェノールフォーム、保冷庫向け拡販 耐火・断熱性生かす
- 積水化成品工業・・・生体電極用ゲル素材、高湿度粘着の新品種 ウエアラブル用途に
- 三菱ケミカル・・・コム・デ・ギャルソンのショッピング袋にバイオプラ「ＢｉｏＰＢＳ」が採用
- 三菱ケミカル・クリンスイ・・・ミズカフェでバイオプラストローを採用
廃プラガス化で協業へ 宇部興産や昭和電工など４社
ケミカルリサイクル 国内外での普及推進
日揮、荏原環境プラント、宇部興産、昭和電工の４社は、７月31日に秘密保持契約を締結したうえで、ＥＵＰ（エバラ・ウベ・プロセス）を活用宇部興産や昭電など４社した廃プラスチックのガス化処理設備の設計・調達・建設（ＥＰＣ）に関わる協業の検討を開始した。
＊THE PETROCHEMICAL PRESS＊
- 高機能樹脂・・・足踏み、５Ｇ・ＣＡＳＥ本格化控え
- 住友重機械工業・・・射出成形機生産管理新システム、アジア向け強化
- 三菱マテリアル・・・廃ＬｉＢ劣化診断、ゴイク電池と実証
- 塩ビ樹脂アジア向け９月積み輸出価格・・・インド向け30～40ドル高 供給にタイト感
- 日本プラスチック工業連盟・・・プラ輸出6.5％減 １～６月、40万トン
- 化学研究評価機構（ＪＣＩＩ）・・・成果発表会、プラ評価法開発へ
- 日本繊維産業連盟・・・30年ビジョン、年内メド作成
- 財務省貿易統計・・・2019年７月石化品輸入実績、2019年７月石化品輸出実績
- 日本ソーダ工業会・・・７月のカセイソーダ出荷内訳
- 酢ビ・ポバール工業会・・・７月の酢ビ・ポバール需給実績
- 日本プラスチック板協会・・・７月のポリカーボネート平板・波板生産出荷実績、７月の硬質塩化ビニル平板生産出荷実績、７月の硬質塩化ビニル波板生産出荷実績
- 日本ＡＢＳ樹脂工業会・・・７月の国内出荷
新 話題とその人
樹脂事業のグローバルな拡大担う
東レ取締役樹脂・ケミカル部門長 猪原伸之氏
- 顧客の価値創造 支援
- テクニカルセンターを拡充
「入社以来携わってきた樹脂・ケミカル事業で、真のグローバルソリューションプロバイダーを目指す」 こう抱負を語るのは東レの新任取締役で６月に樹脂・ケミカル事業本部長に就任した猪原伸之さん。「お客様が求める価値の実現に向けさまざまな技術サービスを提供し、一緒にものづくりをするパートナーが真のソリューションプロバイダー。お客様が先々上市する『先行品』の開発を社内の生産、販売、技術、研究の緊密な連携の下で支援し、新しい価値を創造する」と意気込む。
＊THE PETROCHEMICAL PRESS＊
- ＪＳＲ・・・エラストマー、付加価値化を追求 特殊品で収益向上
- ＤＩＣ・・・顔料事業、ＢＡＳＦから買収 機能品を大幅拡充
- 星光ＰＭＣ・・・製紙用薬品、ベトナムで拡大 2021年に工場稼働
- 日本化薬・・・ポラテクノを完全子会社化 機能化学品の成長加速
- 帝人・・・消防隊員の暑熱順化管理システムを開発
- クラレ・・・冷暖房装置つきジャケット開発 来夏試験販売
- カネカ・・・環境債で50億円調達、ＰＨＢＨ