＊THE PETROCHEMICAL PRESS＊
クラレ・・・タイにコンパウンド拠点 グローバル展開さらに強化
原料から一貫体制に
クラレは、ポリアミド９Ｔ樹脂（ＰＡ９Ｔ）「ジェネスタ」のグローバル展開の一環として、タイにモノマー（ノナンジアミン）からポリマー、コンパウンドまでの一貫生産体制を構築する。モノマーとポリマーの生産設備は21年末完成に向けて建設が進んでおり、その設備稼働に合わせて生産委託によりコンパウンドの現地供給も開始する計画だ。現在、ポリマーは日本で生産し、コンパウンドは日本と中国に委託先を置いて対応している。新拠点となるタイでは将来、コンパウンドの内製化も視野に入れる。
- 住友化学・・・ＥＰＤＭ、高機能化戦略を加速 耐油、耐寒品など強化
- 東ソー・・・ＣＳＭ、第２工場の検討継続 国内外で可能性探る
- デンカ・・・アセチレンブラック、海外拠点を検討 20年内に方向性
- ダイセルパックシステムズ・・・環境対応型素材を拡大 ＰＬＡや天然品活用も
石化産業、20年はダウントレンド
問われる競争力の真価 付加価値展開が生きるか
20年の石油化学産業は約６年間続いた好況（ナフサクラッカーの平均稼働率が90％超）から一転しダウントレンド入りする公算が強まっている。米中貿易摩擦に端を発した世界経済の鈍化の影響で主要石化製品の国内需要もここにきて停滞の度合いを強めており、合成樹脂の在庫水準も上がっている。石油化学工業協会の森川宏平会長（昭和電工社長）は「１月以降の稼働率が95％超えを維持するかは不透明で、１〜６月期の稼働率変動を注視する必要がある」と警鐘を鳴らす。ここ数年、石化各社が取り組んできた競争力強化策の真価が問われることになる。
＊THE PETROCHEMICAL PRESS＊
- ダイセルパックシステムズ・・・真空成形部材、エンプラ活用し拡大 軽量、低コスト武器に
- ユニチカ・・・ＰＡＲ、車載カメラ用に注力 スマホの実績生かし
- 積水化成品工業・・・エラストマー発泡体、植物由来グレード開発 リーボックが採用
- デンカ・・・窒化ケイ素基板、ＡＩで目視検査自動化 大牟田に今期下期実装
- デンカ・・・ドイツに工場用地取得へ ノロワクチン実用化を加速
- タキロンシーアイ・・・防災インフラへ攻勢 止水材や下水管更生
- 藤森工業・・・詰め替えパウチ、ムダのない新製品 化粧品向けに提案
- 藤森工業・・・ラミ円筒容器、ボトルとパウチの良さ持つ新製品
- 宇部興産グループ・・・射出機の新シリーズ、12年ぶり 省スペースで省エネ
- 大日本印刷（ＤＮＰ）・・・片手開封できるチャック袋包装を開発
＊THE PETROCHEMICAL PRESS＊
- パラキシレン値決めに変化・・・日韓メーカー、英国系指標にシフト
- 日本繊維産業連盟・・・国内衣料、出荷２兆円に倍増 30年ビジョン策定
- 経済産業省・・・エチレン用輸入ナフサ、12月は４万382円
- 経済産業省・・・エチレン換算輸出入11月実績
- エチレン・プロピレン・ジエンゴム・・・アジア市況弱含み、２ヵ月で11％下落
- 三菱ケミカル・・・オキソとアクリル値上げ
- 昭和電工・・・ＡＮを15円以上値上げ
- 石油化学工業協会・・・12月の汎用４樹脂の出荷実績
- 塩ビ工業・環境協会・・・12月のＰＶＣ、ＶＣＭの生産・出荷
- 酢ビ・ポバール工業会・・・12月の酢ビ・ポバール需給実績
- 日本ＡＢＳ樹脂工業会・・・ＡＢＳ樹脂の用途別出荷推移
- 日本スチレン工業会・・・2019年12月受払表
＊THE PETROCHEMICAL PRESS＊
- 住友化学・・・炭素鋼管検査、ライセンス供与開始 磁気で高速・高精度化
- 日本化薬・・・クリーナー事業取得、ＬＣＤ半導体用 ５年後に売上高50億円
- デンカ・山本学社長・・・スペシャリティー化加速 中計、順調に進展
- 昭和電工・・・ＵＰ・ＶＥ、国内生産を最適化 龍野に集約
- ユニチカ・・・ＰＡ10Ｔ、耐熱と柔軟性両立 ウエアラブルデバイス向け
- 日本ゼオン・・・位相差フィルム、敦賀の増設完了 2500ミリメートル幅に対応
- 三菱ケミカル・・・炭素繊維プリプレグ、ドイツメーカーを買収 欧州で中間材強化
- デンカ・・・ＡＢＳ耐熱付与材、ＡＮ共重合品を上市
- 産業技術総合研究所・・・繊維高機能化、中空糸に微粒子 新技術を開発
- 三菱ケミカル旭化成エチレン・・・水島エチレン設備 再稼働28日に延期
- 大陽日酸・・・10月1日付けで持ち株会社制に、社名を「日本酸素ホールディングス」に変更
