石油化学新聞 5203号
THE PETROCHEMICAL PRESS
- 東レ・・・LiBセパレーター、ハンガリーで増設検討 アジアは離型フィルム
- 塩ビ樹脂、アジア需給・・・タイト基調続く スポット、1000ドル前後に上昇
- 宇部興産・・・事業創出へ2社に出資 環境貢献製品に力
- 東ソーなど8者・・・多層フィルム、分離再生技術開発へ リサイクル推進
- クラレ・・・LCPフィルム、5Gアンテナに提案 ガラスに多数設置可能
- ポリプラスチックス・・・包装材用COC、世界展開を加速 モノマテ化支援
- 宇部興産・・・NEDOの 「カーボンリサイクル実 現を加速するバイオ由来 製品生産技術の開発」プ ロジェクトの研究開発委託事業に採択
<特集>試練の時を迎えた合繊原料業界
各製品の市場動向と展望
合成繊維原料業界が試練の時を迎えている。昨年来の米中貿易摩擦や世界的な経済減速の影響に、今年に入って新型コロナウイルスの影響が重なり、衣料品向けを中心とする合繊需要が冷え込んでいる。生産設備の新増設ラッシュで競争環境も激化している。各合繊原料の市場動向などをまとめた。
パラキシレン(PX)
- 自製化進展、アジアで減産拡大へ
- 中国巨大設備、想定外の高稼働
高純度テレフタル酸(PTA)
- アジア設備稼働率、20年は86%に低下か
- 需給緩和 中国で新増設ラッシュ
カプロラクタム(CPL )
- 20年度スプレッド、2年連続マイナスへ
- 中国で新増設の動き続く
アクリロニトリル(AN )
- 世界需要 20年は7~8%減に
- 中国新設備稼働で需給緩む
モノエチレングリコール(MEG )
- 米国品 増産で存在感増す
- 新規投資、中国でも加速
- 昭和電工・・・電材用高純度ガス、北米展開に拍車 メジャー独占に風穴
- 旭有機材・・・レジスト用ポリマー、先端材本部で強化 経営資源を集中
- 信越ポリマー・・・半導体容器が堅調
- 宇部興産など7者・・・産学官でCO 2資源化 10年内に試験開始
- クラレ・・・アクリルフィルム、折り曲げても白化しにくく 新グレード開発
- 旭硝子財団・・・「環境危機時計」9時47分に進む
- 東レ・ディプロモード・・・水分まとい冷涼に 「水を纏う」Tシャツ発売
- 日本プラスチック工業連盟・・・米国、1~6月 PE輸出22%増加 中国向けは6割増
- 島津製作所・・・コロナ検出キット、体外診断医薬品に
- 日本プラスチック工業連盟・・・「プラスチックのイメージ調査」 レジ・ごみ袋首位 サーマル肯定6割