石油化学新聞 5211号
THE PETROCHEMICAL PRESS
- 東レ・カーボン・・・表面冷却技術、空飛ぶ車向けに開発 CFRP/アルミ材で
- 三菱ガス化学など出資、カリビアン・ガスケミカル・・・メタノール100万トン設備が試運転
- 住化ポリカーボネート・・・PCの抗菌グレード、コロナ禍で注目 機能付与し用途拡大
- SM新設備・・・中国で相次ぎ稼働 年内に3社、計110万トン増
- 日本ゼオン・・・位相差フィルム、敦賀で量産開始
- 三菱ケミカル・・・MMA、テキサスの工場閉鎖 新立地での新設検討
<特集>需要低迷期を脱したアルコール・ケトン類
各種溶剤や可塑剤原料、洗浄剤など多彩な用途分野で用いられるアルコール・ケトン類は、コロナ禍による社会経済活動や工業生産の停滞の影響を受け、4月以降、需要が急速に悪化した。ただ、8月を底に急速に回復基調をたどり始めている。感染拡大の第2波など不透明な情勢が続くが、国内と中国を中心とするアジアを主戦場に安定成長の軌道に戻れるか、足元はその分岐路にある。
IPA
- 需要 幅広い用途で底堅く
- 市況強含み C3法メーカー復権
MEK
- 余剰感なく市況も安定
- コロナ禍、9月以降は需要戻る
オクタノール
- 9月以降内需回復、中国から引き合いも
- 国内可塑剤、DINPがDOP逆転
アセトン/MIBK
- アセトン、需給タイトで高値続く
- MIBK、中国車向け急回復
THE PETROCHEMICAL PRESS
- 積水化学工業・・・塩ビ系機能樹脂、用途開発に力 可塑剤フリーなど訴求
- ダイセル・・・モビリティBU北米拠点、23年アリゾナに集約
- 宇部興産・・・20年度下期、緩やかに収益改善 堅調なPI下支え
- 東ソー・・・クロル・アルカリ、下期急回復見込む 原料値差が拡大
- 帝人・・・マテリアル営業損益、今期トントンに 車向け複合成形材回復
- 昭和電工マテリアルズ・・・再生医療製品を増産
- TMBとジャパックス・・・再生材使用率98%ごみ袋を共同開発
- 東洋紡とPnPJ・・・次世代都市分野起業支援へ提携
- 共同印刷・・・ラミネートチューブ、インドネシアで増強
- 帝人・・・炭素繊維米国新工場、稼働21年度にずれ込み
- PPSコンパウンド・・・EVが新たな牽引役 HV上回る使用量に
- 日本ソーダ工業会・・・9月のカセイソーダ出荷内訳
- カーボンブラック協会・・・9月のカーボンブラック実績
- ベンゼン11月ACP・・・35ドル高
THE PETROCHEMICAL PRESS
- 帝人・・・樹脂事業、新体制で顧客層拡大 地域ごとに付加価値化
- KHネオケム・・・冷凍機油原料、増産実施へ意欲 需要回復の兆し
- 三菱エンジニアリングプラスチックス・・・難燃PBT、48ボルトHV向け開発
- エフピコ・・・デリバリー食器市場、来年100億円に倍増予測 ケミカルリサイクル、紙・パルプ利活用も
- セーレン・・・20年度上期 営業益28億円確保 無残業で体質改善
- 日本触媒など・・・使用済み紙おむつのSAPをリサイクル
- 花王とライオン・・・フィルム容器リサイクル 実証を開始
- 千代田化工建設・・・再エネ・水素に力
- 日本ゼオン・・・LiB材、欧州で生産検討 現地車向け対応
- デンカ・・・窒化ケイ素3割増強 大牟田で