石油化学新聞 5214号
THE PETROCHEMICAL PRESS
- カネカ・・・コア事業の拡大策推進 塩ビペースト、手袋国産化を検討
- 宇部興産・・・PA12、車両配管用拡販に力 原料含め能増も視野
- 三井化学・橋本修社長・・・高機能化や供給網最適化「基盤素材、さらに改革」
- エンジニアリング各社・・・収益構造転換、脱炭素キーワードに
- 東ソーと産総研・・・CO2からDEC合成 触媒技術を開発
- クラレ・・・タイヤ向け液状ゴム、シラン変性品開発 低燃費と耐摩耗性向上
- 三井化学・・・GHG排出実質ゼロへ 50年度目標 燃転や技術開発強化
<特集>技術の深化で広 がる可能性〜ス ーパーエンプラ 〈下〉(2〜3面)
主要メーカーの現状と戦略
ポリプラスチックス LCP/PPS
- LCP/5G関連含め世界展開 増設計画、新立地も視野に検討
- PPSコンパウンド/車両向けを重点に 来秋、中国に専用機設置
東ソー PPS
- PPS/車両用に力 金属複合化用を拡大 コンパウンド、海外拠点具体化へ
東レ PPS/LCP
- PPS/次世代車関連に狙い 韓国増設、22年度までに決定
- LCP/5G分野で用途開拓 溶液製膜用グレード投入
ユニチカ PAR/PIなど
- PAR/岡崎で新設を検討 PA10T、柔軟タイプ開発
- PI/LED基板向け好調 21年度、売上高倍増目指す
DIC PPS
- PPSコンパウンド/世界5拠点4万6000㌧に 車両用、顧客一体で変革に対応
出光興産 SPS
- SPS/新系列 2拠点体制で拡販加速 車載用拡大、5Gなどにも力
JX液晶 LCP
- LCP/技術支援強化 差別化品で市場開拓 5G分野、低誘電品を積極投入
<特集>安定成長へ回復の道たどる アクリル酸/同エステル業界
アクリル酸エステルは、国内外の需要が緩やかに回復傾向にあるなか、アジアで相次ぐ定修や大型プラントのトラブルなどで需給バランスが一転タイト化。市況も強含みに転じた。コロナ禍での需要停滞とスプレッド縮小による収益悪化に悩まされていたアクリル酸エステル各社にとって一筋の光明となっている。コロナ以前の安定成長軌道に戻るまでにはしばらく時間を要しそうだが、生活に密着した素材として事業の安定化が期待される。
- 生活関連の内需は堅調 需給タイト化し市況反騰
- 20年世界需要、コロナ禍で減少必至 成長軌道回帰は22年以降か
- 収益改善に明るさも アジアで定修やトラブル
THE PETROCHEMICAL PRESS
- 住友ベークライト・・・バイオフェノール樹脂、自動車分野に攻勢 製品高性能化に寄与
- ダイセル・エボニック・・・波動歯車、PEEKでコスト減 金属代替、多用途に
- 財務省貿易統計・・・2020年10月石化品輸出実績、2020年10月石化品輸入実績
- 日本スチレン工業会・・・2020年10月受払表
- 日本プラスチック工業連盟・・・9月プラスチック原材料在庫
- エンジ3社・・・上期受注高6175億円 前年同期の3倍
- 産業技術総合研究所と東亜電気工業・・・光学部材開発、低反射と防雲兼備
- 東レ・・・和紙の風合い前面に ポリエス長繊維生地の新製品を展開
- 日本ゼオン・・・手のひらサイズソーラーを発売
- ENEOSなど実証へ・・・CO2フリー水素 再エネで生産へ
THE PETROCHEMICAL PRESS
- 旭有機材・中野賀津也社長・・・次期中計、業界再編も視野 収益力向上めざす
- AGC・平井良典CTO・・協創空間「AO」開所 次なる戦略事業創出
- 日油・宮道建臣社長・・・価値協創に邁進 新中計、収益基盤を強化
- JNC・・・有機EL材、韓国SKMと合弁 パネル向け対応強化
- JNC・・・東京農工大と 新型コロナ迅速検出技術を開発
- 三井化学・・・MB不織布、次期2~2.5倍増強
- 日本化薬・・・ポラテクノ完全統合、車両やX線関連注力
- シービー化成・・・群馬・板倉町に物流拠点新設 22年度
- NUC・・・創立60周年機に「ENEOSNUC」に改称