石油化学新聞 5216号
THE PETROCHEMICAL PRESS
- ポリプラスチックス・・・3製品で新系列増設へ COC倍増 POM、LCPも
- 昭和電工・・・機能性化学のトップに 25年度売上高1兆6000億円目指す
- 本州化学・・・ベンチプラント新設 新製品の商業化加速
- 東ソー・・・材料設計の効率化推進 23年度、MIセンター設立へ
- 昭和電工マテリアルズ・・・半導体材料増産へ 韓台で200億円投資
- 大倉工業・・・光学フィルム5割増産 大型テレビ向け強化
- DIC・・・電子部品向けに板状アルミナ開発
- 三菱ケミカル・・・MMA米工場用地 ルイジアナに取得
- 出光興産・・・徳山の新ナフサ分解炉 2月から商業運転へ
<特集>自動車分野に力 を傾ける化学企 業〈上〉 (2〜3面)
化学関連企業が自動車分野での用途開発に力を入れている。今年は新型コロナウイルス禍により停滞した自動車産業だが、既に回復基調にあり、自動車が成長産業なのは変わらない。また、自動車産業は100年に1度の変革期とされ、「CASE(コネクテッド、自動運転化、シェアリング、電動化)」と呼ばれる次世代技術の開発が進むなかで、化学関連企業のビジネスチャンスは広がっている。主要企業の取り組みを紹介する。
三菱エンジニアリングプラスチックス
- センサーカメラ、保有樹脂で積極拡大
- PC、モニター用へ拡大加速
帝人
- 複合材料部品、ティアワン地歩固め
- 欧米・中国で生産体制拡充
住友化学
- 地産地消の供給力強化
- 優位性重ねて魅力を発信
ポリプラスチックス
- エンプラ5品目、CASEの変革支援
- PPS、PBT 自動運転関連に狙い
ダイセル
- エアバック用インフレーター、25年度シェア30%へ
- PGG、22年度に統一モデル
クラレ
- ソリューション提案、組織横断的に幅広く
- 車両用途、売上高の10%超目指す
住友ベークライト
- フェノール樹脂、成形まで総合提案
- 軽量化プラスアルファ訴求
積水化学工業
- ECUやLiBに攻勢
- 成長戦略、路車間通信も視野