石油化学新聞 5261号
THE PETROCHEMICAL PRESS
- クラレ・・・アクリル系共重合体樹脂改質用途を拡大 エポキシと塩ビ向け
- エフピコ・・・廃PET調達基盤拡充 店頭回収品全体の3割に増加
- 三洋化成工業・・・高収益製品が成長 樋口社長、原料高「好機に変える」
- 横河電機・・・ライフと自立化に力 奈良社長、中東・北米の回復期待
<特集>技術力で機能追求し成長へ~スーパーエンプラ(上)
- 主要メーカーの現状と戦略
最終製品の高度化・多様化が進み、より過酷な使用環境に耐える多機能な素材が求めら
れるなか、スーパーエンプラは年々存在感を高め、自動車、電気・電子、医療、航空機、
住設、エネルギー関連などの幅広い分野で応用分野を広げてきている。その多くは、きめ
細かい技術対応を得意とする日本の化学企業が世界的にも高いシェアを持つ。変化するニ
ーズをビジネスチャンスとして取り込み、グローバルに市場を広げていきたい。
概況
- 世界需要 車両向け中心に拡大
- CASE・高速通信 新たな牽引役に
ポリプラスチックス
LCP/PPS
- LCP、世界展開へ2拠点体制 用途拡大 5G、車載向けに力
- PPSコンパウンド、自動車用途に重点 中国、年内に現地供給
上野製薬
LCP
- 四日市に新系列稼働
- アロイ、評価進み採用進展
DIC
PPS
- コンパウンド、車関連軸に世界展開
- 収益性向上へ 高機能品を拡充
ENEOS液晶
LCP
- 高速通信、新製品で需要取り込み
- コネクター用 小型精密部品が伸長
東レ
PPS
- コンパウンド、中国に続き日欧で増強
- レジン 架橋型5000㌧増設へ
ユニチカ
PAR/PIなど
- PAR、PA10T 新立地視野に新系列 差別化品 海外含め拡販加速
- PI、新用途立ち上げ急ぐ ワニス 多孔質形成品など力
THE PETROCHEMICAL PRESS
- 丸善石油化学・・・MEK販売、年14万㌧強に平準化 世界に安定供給
- 帝人・・・パラ系アラミド、再生技術を開発 24年メド実用化
- 日本化薬・・・ドローン安全装置、25年度に数千個販売 実験で有効性確認
- 日本ゼオン・・・COP供給体制を強化 今後10年で基盤築く
- 三井化学・・・素材の魅力アピール プラで生命下支え
- サン・トックス・・・バイオマスPPフィルム マスバランス方式で生産
- 日鉄ケミカル&マテリアル・・・事業全般で利益改善 BPA、市況の恩恵
- 三菱ケミカル・・・ドイツで半導体製造装置 部品洗浄設備を増設
- ダイセル・・・エクオール含有素材、成長維持へ増設増産
- ENEOSなど・・・豪産グリーン水素30年メド社会実装
- オメガシミュレーション・・・プラント運転訓練パッケージ ネットワーク版追加
- 11月ACP・・・20㌦高 ベンゼン1005㌦
- 日本化学繊維協会・・・CNへ活動指針
- 財務省貿易統計・・・2021年9月石化品輸出実績、2021年9月石化品輸入実績
- 石油化学工業協会・・・「現状」21年版を発行
- 化学製品値上げ
・三菱ケミカル・・・VAMを30円
・デンカ・・・ABSなど30円以上
・カネカ・・・PVCを40円以上
・東ソー・・・PEを14円以上
・三井化学・・・アンモニア系
・サン・トックス・・・PPフィルムを250円
・トクヤマ・・・IPAを12月から 液化塩化カルシウム 重曹を22円以上
・東レ・・・エアバッグ用原糸