石油化学新聞 5276号
THE PETROCHEMICAL PRESS
- 積水化学工業・・・半導体基板層間絶縁材 次期収益源の柱に
- トクヤマ・・・新体制でCN戦略加速 電解・バイオマスサーマル素材企画〜開発を一体化
- 日本ゼオン・・・絶縁材料 基材生かし用途拡大 次世代パッケージなど
- 帝人・・・リサイクル炭素繊維 富士加飾と業務提携 商業化向け協業
- ダイセル・・・半導体周辺先端材料 洗浄剤やレンズなど 新商標で展開強化
- 東亞合成・・・22年度設備投資35%増の336億円
THE PETROCHEMICAL PRESS
<特集>環境・安全確保がすべての原点 化学各社の RC活動
化学各社は地球環境への負荷を極小化する取り組みを継続的に進めている。環境・安全に関するレスポンシブルケア(RC)活動は今や、化学業界における基本行動のレベルにまで定着している。カーボンニュートラル実現に向け新たに取り組むべき課題は多い。しかし、生産活動における安全・安定を確保が原点と捉え、安全活動を一段と活発化させている。特にプラント操業の安定・高効率化を実現するDXはこれまで以上に重要な役割を担っており、各社は工場のスマート化に向けた取り組みに拍車をかける。主要化学メーカーのRC活動の現状をリポートする。
三菱ケミカル
- 安全組織文化構築に力
- 国内GHG30年度に43%削減
住友化学
- 環境・安全 安全組織文化構築に力
- GHG削減BATにも貢献
東亞合成
- GHG 30年に半減の新目標
- サステナビリティ推進部 技術生産本部に編入
丸善石油化学
- 千葉工場 24年度スーパー認定へ
- 安全の高度な仕組み構築
昭和電工
- 法人格統合 RC活動体制を再編
- バックキャストで整備へ
三井化学
- 教育・研修 RC文化の醸成推進
- 独自e―ラーニングなど社員の理解深化へ
トクヤマ
- CDP評価 気候変動でAマイナス
- 労働安全衛生 意識高め健康維持
日本化薬
- GHG排出量 30年度に32・5%削減
- MFCAを最大限に活用
JNC
- 教育強化 安全意識を再構築
- スマート保安 22年度のメーンに
帝人
- CO2排出 削減目標を上方修正
- 欧で技術開発 新事業創出の力に
三菱ガス化学
- 保安防災 全社横断活動を強化
- デジタル技術も積極活用
クレハ
- CO2排出削減 全社プロジェクト始動
- 具体策立案、目標再設定へ
THE PETROCHEMICAL PRESS
- 三井化学・・・COC、新規市場開拓進む 架橋型25年メド投入
- 大倉工業・・・車向けフィルム 海外生産を検討 輸出含め販路拡大
- DIC・・・長期経営計画 30年に営業益1200億円 戦略投資4年で2300億円
- ADEKA・・・先端ロジック半導体材料 台湾に新プラント
- 帝人・・・強度安定 低コスト CF織物の新製品
- 住友化学とマイクロ波化学・・・ターコイズ水素製造技術開発をスタート
- 中央化学・・・環境と食安全に寄与 展示商談会で訴求
- KBセーレン・・・生分解性PET繊維24年度に5億円販売
- 三菱ケミカル・・・アクリル複合材会社緑川化成に全株譲渡
- 宇部興産・・・2月CPL 50㌦高の2120㌦
- 日本化学繊維協会炭素繊維協会委員会・・・複合材で脱炭素貢献 セミナーをオンライン方式で
- 合成ゴム価格が上昇 国内 2~4月分も一斉に
- 化学製品値上げ
・旭化成・・・MMA25円以上など。 硝酸を13円以上。 ナイロン66繊維
・デンカ・・・PVAを60円
・昭和電工・・・不飽和ポリエスなど
・ユニチカ・・・産業資材用合繊。 フィルム4月から。 スパンボンド不織布
・三菱ケミカル・・・PETボトル