石油化学新聞 5288号
THE PETROCHEMICAL PRESS
新 話題とその人
連携強化でエンプラの成長加速 ポリプラ・エボニック社長 金井 産氏
成長へシナジー最大化
市場開拓や技術連携に注力
「当社はダイセルとエボニックの折半出資会社だったが、ポリプラスチックスがダイセルから株式持分を昨年12月に取得したことを受け、今4月からポリプラ・エボニックへと社名変更した。当社はポリアミド12( P A12)やポリエーテルエーテルケトン(PEEK)といったエンプラなどを主力製品とする。ポリプラはポリアセタールや液晶ポリマーで世界トップシェアに位置するエンプラの世界的大手であり、より当社の事業に近い。新体制を機にシナジーを最大限に引き出し、成長加速につなげたい」
ダイセルは連結子会社だったポリプラを、セラニーズ保有株式(45%)の取得により20年10月に完全子会社化した。従来もポリプラとはダイセルグループ企業として一部で連携していたが、完全子会社化によってポリプラと独エボニックの間のハードルが下がった。ダイセルはポリプラを主軸にグループのエンプラ事業を一層強化することとしており、ポリプラ・エボニックとなった同社との連携も従来以上に緊密化し、成長加速につなげる。ダイセルは中期戦略で既存JVの抜本的見直しも掲げており、エボニックとの連携強化もその一環。
- 三井化学・・・食品包材フィルム、再生実証設備が稼働 脱墨し原料ペレットに
- 石油化学工業協会・和賀昌之会長・・・安全安定供給の継続重要 CNへ大きな役割
- 日本化学工業協会・森川宏平会長・・・化学の重要性周知を 資源循環やCN 対応積極的姿勢示す
- 日本化学会の第121代新会長に東京大学大学院理学系研究科化学専攻の菅裕明(すが・ひろあき)教授が就任
THE PETROCHEMICAL PRESS
- 三菱ケミカルホールディングス・・・バイオエンプラ、スズキ車外装に採用
- 三菱ケミカルホールディングス・・・一部繊維事業から今年度末で撤退
- 帝人フロンティア・・・睡眠評価サービス、宿泊施設向け展開
- ダウ・・・植物由来で性能向上 フットウエア用POE、 クロックスが採用
- SABIC・・・PBT、原料に海洋投棄PET バージン品を代替
- 東レ・プレシジョンとJFEエンジニアリング・・・金属3D印刷、受託造形事業で提携
- 帝人・・・心臓血管修復パッチ治験で主要項目達成
- UBE・・・セパレーター、早期フル稼働で増産 特性生かす領域に軸足
- UBEマシナリー・・・産機事業、洋上風力発電へ展開 再生可能エネに力
- 昭和電工・・・SiCウエハー開発、GI基金事業に採択
- 東レエンジニアリング・・・半導体製造技術がNEDOに採択
- 信越化学工業・・・GaN基板の量産体制拡充
THE PETROCHEMICAL PRESS
- UBE・・・CPL、タイ品を提案 宇部縮小をカバー。 5月CPL150㌦安。 大粒硫安を増産スペインで24年度メド。
- ダイセル・・・キビテク、クシナダ機巧と生産現場革新へ連携
- ENEOSとJR東・・・CO2フリー水素実装へ検討開始
- ブラウンリバース・・・デジタルツイン3Dビューアー今夏発売
- 石油化学工業協会・・・4月の石化製品生産実績、4月の汎用4樹脂の出荷実績
- 日本スチレン工業会・・・2022年4月受払表
- 化学製品値上げ
・住化ポリカーボネート・・・PCを80円以上
・三菱エンジニアリングプラスチックス・・・変性PPE64円以上
・東ソー・・・重曹と芒硝30円以上
・昭和電工・・・塩素化PE70円以上。 塩酸を5円以上
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- 宇部エクシモ・・・中空シート、環境貢献品を拡販 原料5割を石灰石に
- JSR・・・DS事業の成長加速 半導体材で先端領域拡大
- 東レ・日覺昭廣社長・・・CF2系列を増設 米・韓候補、24年までに
- カネカ・田中稔社長・・・先端・新規事業を拡大 3ヵ年中計 利益比率55%目標
- カネカ・・・「50年までにCN」宣言
- 旭化成・・・3代目コンセプトカー 15製品ふんだんに