石油化学新聞

THE PETROCHEMICAL PRESS

東レ・・・原料CN化を推進

基幹ポリマー バイオマスPAなど

  • 日本化薬・・・IF新製品を増産 中国とマレーシアで
  • ENEOS・・・次世代型エネ供給拠点 清水製油所跡に構築
  • 三菱ケミカルグループ・ギルソン社長・・・4~6月期、期初予想に対し堅調
  • AGC・平井良典社長・・・電解・塩ビ、東南アジアで高収益基盤

課題解決型への変革急ぐ三井化学 橋本修社長に聞く ②

橋本修社長

投資基準は機能と環境
ライフ&ヘルスケアM&Aを有効活用
―ポリオレフィンをはじめベーシックな材料の高機能・高付加価値化も重要なテーマです。
メタロセンPE「エボリュー」の新製品である「エボリューE」は23年度の事業化を予定しており、その旗を降ろすつもりはない。しかし、その投資によって高機能化と同時に環境貢献が果たせるかということが重要なポイントになる。特に重厚長大型のプラントに投資する場合、環境的な視点がゼロというわけにはいかない。こうした視点を盛り込み、新しい高機能PEへの投資判断を詰める。既に意思決定したPPのB&Sや、韓国でのMDI20万㌧増設もこうした要件をクリアした案件だ。

多様化するニーズに応える高機能ポリオレフィン 〈下〉

メーカー各社の展望と戦略

住友化学

  • 環境対応で付加価値向上
  • EPPE 内外から引き合い

プライムポリマー

  • 環境対応型高機能PP 24年11月に設備稼働
  • メタロセン系の拡販加速

旭化成

  • メタロセンHDに注力
  • 超高分子量品と併せ成長へ

宇部丸善ポリエチレン

  • 新グレード、顧客交え作り込み
  • 包装用途 電線被覆、さらなる特殊化を

サンアロマー

  • 技術力で価値最大化
  • 薄肉化 軽量化 環境対応力を訴求

日本ポリプロ

  • 特殊品、25年度販売比60%に
  • 再生炭素繊維強化品を開発

三井・ダウポリケミカル

  • アイオノマー樹脂、スキンパック用で注目
  • 酢ビ高含有EVA 顧客と新用途開発

THE PETROCHEMICAL PRESS

ダイセル・・・低誘電材や接合材料 ポスト5G分野に

関連技術標準化も

ダイセルはポスト5Gを見据え材料や周辺技術の開発を進める。超ローロス低誘電材料や高信頼性の接合技術、テラヘルツ帯通信用材料の測定技術の開発を強化し基地局向けなどのリジッド基板用材料や接合の事業化、測定技術の標準化を目指す。ポスト5G半導体に必要な高密度3次元実装の実現に向け、高密度パッケージCu焼結接合技術、高性能ビルトアップ半導体サブストレート技術などの開発も推進し、関連材料の事業化やプロセスなどノウハウの提供、技術の標準化を目指す。

  • 東洋紡・・・20%薄膜化可能超高剛のOPP今秋発
  • 米イ ンプリア・・・韓国のSKハ イニックスとEUVレジスト共同開発を加速
  • 日本化薬・・・IJ材料を増産拡大 消費者用と産業用
  • タキロンシーアイ・・・ジッパーテープ、7億円投じ増産
  • DICと米新興・・・天然色素合成法 開発第2段階に
  • アズビル・・・調節弁流量試験設備 京都の工場内に新設
  • 積水化学工業・・・JR西の新設駅に フィルム型PSC
  • 東ソー・・・バイオ医薬製造用 分離精製剤を増設
  • 日本ゼオン・・・CO2排出削減へ CN都市ガス導入
  • アーケム・・・ウレタン随一めざし始動
  • カネカ・・・生分解性ポリマー 平和堂のスプーンに
  • 三菱ケミカルグループ・・・カシオ腕時計部品に バイオエンプラ採用
  • 日本繊維産業連盟・・・人権分野の企業行動 ガイドラインを策定
  • ベンゼン8月ACP・・・ 180 ㌦安の 1110 ㌦
  • 化学製品値上げ
    ・帝人フロンティア・・・ポリエス繊維15%
    ・デンカ・・・カセイソーダ
    ・東ソー・・・固形カセイ35円以上、炭化水素系洗浄剤
    ・東洋紡・・・包装用フィルム

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