石油化学新聞

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平素は石油化学新聞をご愛読いただき厚くお礼申し上げます。 さて、購読料金につきまして、1997年4月から25年にわたり企業努力を重ね現行料金を据え置いてまいりました。昨今の原材料、印刷、発送料など経費の値上がりに伴い、誠に不本意ではございますが、料金改定させていただくことになりました。当社といたしましては、この改定を機に、さらなる紙面の充実、刷新を図り、読者各位のご期待に応えるよう努力いたします。なにとぞご了承のうえ、引き続きご愛読賜りますようお願い申し上げます。
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THE PETROCHEMICAL PRESS

東ソー・・・ジルコニア粉末増設へ

歯科材料向け需要増で検討

半導体製造用の石英ガラス増産も
東ソーは、高機能材料事業の主力製品、ジルコニア粉末の生産設備を増設する検討に入った。歯科材料向けなどの需要増に対応する。22年度から始動した3カ年中期経営計画の期間中に実行に移す意向だ。半導体製造装置治具に使う石英ガラスの素材、加工品の増産投資も進める。

東レ・・・環境・モビリティ開発センター始動

多彩な先端材と技術を複合

名古屋のショールームに設置したコンセプトカー

トータルソリューショングローバルに発信
東レの環境・モビリティ領域の開発を一元的に担う新組織「環境・モビリティ開発センター(EMC)」が6月23日付で発足した。EMCの初代所長に就任した真壁芳樹理事は「東レが保有する繊維、フィルム、樹脂、炭素繊維複合材料、電子情報材料といった各種先端材料と、各種加工技術、部材設計技術、評価・実証技術を組み合わせたトータルソリューション提案をグローバルに推進することで、環境・モビリティ領域での事業拡大に貢献したい」と意気込む。

  • KHネオケム・・・特殊脂環式モノマー、光学材向け開発推進
  • ダイセル・・・TAC事業、多種原料の強み生かす 一層のシェア拡大へ
  • 東洋インキ・・・マレーシアで2倍増強 ラミネート接着剤
  • テラドローンなど・・・大阪府の「空の道」事業で実証実験
  • 三井化学と日本製鉄・・・バイオ複合材で連携 セルロース高配合
  • ダウ・・・再生可能PE包装 中国で認定取得

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旭化成・・・低複屈折透明樹脂 国内外で本格販売

HUD視認性を向上

AZP製のディスプレイ㊤と他素材によるディスプレイ㊦。視認性の差は一目瞭然だ

旭化成は9月からグローバル市場に向けて低複屈折透明樹脂「AZP」の本格発売に乗り出した。次世代車載ディスプレイ向けに画像や情報の視認性を飛躍的に高める材料として売り込むほか、既に採用実績を持つVR(仮想現実)用デバイスのヘッドマウントディスプレイ(HMD)向けでさらなる拡販を図る。専用量産プラントでの安定供給体制も確立しており、唯一無二の大型製品として育成していく構えだ。

  • 昭和電工・・・SiCエピウエハー、国内初の200㍉㍍品 サンプル出荷開始
  • ダイセル・・・ウエハーレベルレンズ、増産と並行し自動化 車載やVR用も拡大
  • ユニチカ・・・エポキシ硬化剤、耐熱と柔軟性両立 電子材向けに開発
  • 旭化成・・・LED流水殺菌機、殺菌力を大幅向上
  • 横河電機米国法人・・・北米最大の再生燃料拠点で制御の優先供給者に
  • カネカメディカルベトナム・・・越で医療用カテーテルの新工場完工
  • 山梨県と東レなど・・・水電解装置実証 サントリー工場で
  • グンゼ・・・フィルム端材を再生ハンガーに
  • DIC・・・CO・温湿度無線センサー発売

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  • 液晶ポリマー・・・成長見据え新増設 国内外各社 高周波や車両向け
  • 中国、CPL生産8%増 1~6月 ナイロン輸出牽引
  • 三菱ケミカルグループと茨城県・・・鹿島地区CNへ協定
  • 大倉工業・・・オリーブ葉成分でSDGs貢献製品
  • 昭和電工・・・米社と新システム、化学物質 最安定構造を特定
  • 積水成型工業・・・PP畳表抗菌型コロナ不活性化
  • ブリヂストン・・・プレミアムタイヤ ブラジルで増強
  • 日本ソーダ工業会・・・7月のカセイソーダ出荷内訳
  • カーボンブラック協会・・・7月のカーボンブラック実績
  • 化学製品値上げ
    ・三菱ケミカルグループ・・・C誘導品19日から。ナイロンフィルム、21日受注分から
    ・UBE・・・PA6を80円
    ・DIC・・・エポキシ系可塑剤
    ・旭化成・・・アルミペースト54円
    ・デンカ・・・SMを11月から4円

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クラレ・・・MR・バイオマス化

PA9T、環境対応品開発に力

クラレは全社的に取り組むカーボンネットゼロの実現に向け、ポリアミド9T樹脂(PA9T)「ジェネスタ」事業ではマテリアルリサイクル(MR)の推進や植物由来原料の活用などサステナビリティーをテーマとした開発を加速させる。既にMRは顧客と連携してリサイクル品の用途開発などに取り組んでいる。植物由来原料も主原料のノナンジアミンだけでなく、コンパウンド原料に用いるフィラーなどでバイオマス化に向けた開発、検討を進める。

東レ・・・世界の水問題解決へ 水処理膜技術で貢献

RO膜 海淡向け受注拡大

東レの水処理膜事業が好調だ。中でも主力製品の逆浸透(RO)膜は中東で大型の海水淡水化プラント向けの受注を相次ぎ獲得している。限外ろ過(UF)膜と、下廃水の高度処理法である膜分離活性汚泥法(MBR)膜の販売もグローバルに拡大している。
水処理・環境事業本部長を務める下山哲之上席執行役員は「当社はすべての膜種の水処理膜を自社技術で保有する世界唯一のメーカー。世界各地のさまざまな水源と用途に最適な統合的膜処理システムを構築でき、最高のパフォーマンスとコスト削減を提案する。これによって世界の水問題の解決に貢献したい」と強調する。

  • 日本化薬・・・MEMS材、需要増、装置も拡大 グループ相乗効果
  • 東洋紡・・・単一素材、食品包装向け 透明蒸着OPP開発 バリア・耐熱性高く
  • 韓国昭和化学品・・・半導体用高純度ガス 韓国で貯蔵能力倍増
  • プライムポリマー・・・炭素資源循環促進へ新ブランド立ち上げ

両ブランドのロゴマーク

プライムポリマーは炭素資源循環型社会の実現に貢献するポリオレフィンの新ブランド「R,ePRM(リプライム)」と「Prasus(プラサス)」を立ち上げた。
国内最大のポリオレフィンメーカーとして環境問題への対応や持続可能な社会の実現に挑戦する。

  • カネカ・・・アクリルフィルム樹脂 LCD向け増産
  • 東海カーボン・・・タイのカー黒工場を移転
  • アズビル・・・藤沢、テクノセンター新設2棟が稼働
  • 帝人フロンティア・・・ポリエステル原料 廃棄衣料から再生

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