THE PETROCHEMICAL PRESS
日本触媒・・・合金系潜熱 蓄熱成形体 余剰熱利用向け展開加速
省エネ・GHG削減に貢献 グリーンイノベーションの柱に
日本触媒は北海道大学などとの共同研究をベースに開発した合金系潜熱蓄熱成形体のグローバルマーケティングに乗り出す。高い蓄熱密度とエクセルギー(有効エネルギー)、ハンドリングの良さといった特徴を生かし、工場や産業炉で発生する余剰熱を有効活用するシステム向けに幅広く展開し、省エネルギーやGHG排出量削減に貢献を目指す。中期的なテーマとして25
年ごろに一部機器向けの採用を、30年近傍での本格化を見込む。グリーンイノベーションの柱を担う製品として育成していく構えだ。
- クラレ・・・MMA、生産プロセス革新へ 原料削減などテーマに
- 三菱ケミカルグループ・・・新規アセチルポリマー開発 バリア性と柔軟性両立
- ポリプラスチックス・・・PPS、コンパウンド増設 富士で来月稼働
- ユポ・コーポレーション・・・合成紙再利用へ 脱墨技術を開発
「K 2022 」世界最大のプラ・ゴム見本市
60ヵ国・地域3000社が集う 循環型経済・デジタル・気候保護テーマ
三井化学グループのブース
日本からも多数出展
デュッセルドルフで19日開幕
世界最大規模のプラスチック・ゴム産業の見本市である「K2022」が19日からドイツのメッセデュッセルドルフで開幕する。コロナ禍を挟む3年ぶりの開催で、1952年の初開催から今回は70周年ということになる。日本からも多数企業が出展し、26日までの8日間、現地は化学一色に染まりそうだ。
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ENEOS液晶・・・LCP、高速伝送分野に力
トップ級の低誘電性
ENEOSの100%出資会社であるENEOS液晶は、液晶ポリマー(LCP)「ザイダー」で急成長が見込まれる高速伝送分野への展開を加速する。誘電率(Dk)を低減したLKシリーズ、誘電正接(Df)を低減したLFシリーズといった低誘電特性で業界トップクラスの両コンパウンドを拡販し、増産にも積極的に対応していく。関連需要の本格化に伴って求められる製品開発も強化し、顧客へ幅広いソリューションを提案して需要増を最大限に取り込んでいく方針だ。
- 三菱ケミカルグループ・・・熱可塑性プリプレグ、高ガスバリア性実現 EVOH使い新素材
- 住友化学・・・LCP、食品接触用途を拡大 国内外で引き合い増
- 出光興産・・・SPS、増産見据え車載用拡販 電動化を追い風に
- ダイセル・・・酢酸セルロース、環境省PJに採用 ノベルティ素材に
- 三井化学・・・プラ循環コンソーシアム設立 日本IBM、NRIと
- 旭化成・・・センコーと クラウド型生鮮品物流の利用を開始
- 信越化学・・・段ボールの耐水性コーティング材開発
- 旭化成ヨーロッパ・・・持続可能製品国際認証PJに参画
- 第一工業製薬・・・シリコン系負極材PI接着剤を開発
- カネカと大成建設・・・住宅バルコニー用太陽光発電を開発
- カネカ・・・ゼロカーボンでさいたま市と協定
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- MEG価格・・・原料連動型に移行 メーカー各社国内向け段階的に
- 三菱ケミカルグループ・・・睡眠センサー開発 高感度圧電フィルム採用
- PPS水周り用途拡大・・・アジアや欧州市場 金属価格上昇も追い風
- 東ソー・・・細胞塊の培養器材 再生医療向け開発
- 住友ベークライト・・・半導体封止材新工場 中国蘇州に来期完成
- アズビル・・・計測展に出展
- 出光ユニテック・・・レトルトショック低減シートを開発
- 日本ABS樹脂工業会・・・13ヵ月ぶりプラス 9月国内出荷
- 住友ゴム工業・・・改変トマトを触媒に ポリマー合成に成功
- 日本銀行・国内企業物価指数・・・石化系基礎製品9品目とも下降
- 東洋紡・・・包装用と工業用フィルム値上げ 11月から
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三菱ガス化学・・・熱可塑性ポリイミド 29 年メド本格商業化
低誘電や成形性も兼備
三菱ガス化学は独自開発した結晶性の熱可塑性ポリイミド樹脂(TPI)「サープリム」を積極拡大する。高い耐熱性や強度などに加え熱可塑性のため成形性も兼備する特徴を生かして切削加工用のほかフィルム、コンパウンド、炭素繊維強化樹脂(CFRP)向けUDテープといったマルチな形態で市場を広げる。既に一定の量産体制を確立しており、これをベースに拡販を進め29年までに年産1千㌧規模の製造設備を整え、本格商業化を実現させたい考え。
- デンカ・・・PE排水管、農業土木用を増産 熊本子会社で6割
- 旭化成・・・樹脂コンパウンド、中国で生産増強
- 東洋紡・・・タイ合弁エアバッグ原糸工場竣工 来年半ばから商業生産
- 東レ・・・岐阜でMLCC離型PETフィルム増強 25年稼働
- デンカ・・・窒化ケイ素を再増強 EV向け需要好調
- 旭化成・・・来夏、栃木に技術センター 生産プロセス創出 開発期間短縮
- ソルベイ・・・PPAを15%増強 CO2排出量削減 米国で
- カネカ・・・太陽光発電の電力グループ内で融通
- 帝人・・・CO2排出減へ ガスコージェネ 松山に
- 帝人・・・炭素繊維中間材料 CO2排出量算出法を確立