石油化学新聞 5314号
- 住友精化・・・SAP事業を強銊化 プロセス改善や設備増強
- 住化ポリカーボネート・・・用途・市場拡大に拍車 波長選択性PC 車載などで採用進展
- ダイセル・・・マイクロ流路で増産 レジスト材料、24年度実用化へ
- 東レ・・・産業用炭素繊維、米韓欧で増設 次期中計投資、車載OPPなども
<特集>持ち味磨き事業 強化加速するM MA業界
有力メーカー4社の事業戦略
メチルメタクリレート(MMA)は耐候性や透明性などに優れた特徴を持ち、自動車、家電、建材、雑貨、塗料など幅広い分野で使われる。22年は世界的な自動車減産や最大市場の中国の景気減速などで需要が低迷。資源価格の高騰や中国での生産設備新増設ラッシュなどの影響が重なり、事業環境は厳しさを増している。こうした状況下、日本のMMAメーカーはそれぞれの持ち味を磨き、誘導品を含めた事業基盤の強化を加速させている。
クラレ
- PMMA、超耐熱品開発に本腰
- モノマー、 生産プロセス革新へ
三菱ケミカルグループ
- デジタル化 収益の下振れ抑制
- 米で顧客情報管理を運用
住友化学
- 事業部新設、グローバル戦略強化
- PMMA、CR実証設備完成
旭化成
- バイオ由来品生産へ
- サステナビリティー対応に力
THE PETROCHEMICAL PRESS
- ポリカーボネート樹脂(PC)・・・汎用中心に収益低下 値差縮小 付加価値化が急務
- 東レ・・・車関連上期売上収益24%増 EV向け拡大
- 東レ・・・スポーツ衣料向け防水透湿生地ブランド再構築
- 日油・・・次期3ヵ年、戦略投資枠に700億円
- ダイセル・・・自動車安全装置 自働化率7割に
- 帝人・・・欧州4社と GHG削減へ提携
- 荒川化学工業・・・ロジン誘導品、バイオマス度を算出
- 三井化学と京都大学・・・「デジタルケミカル」来春から5年間開講
- PETボトルリサイクル推進協議会・・・リサイクル率前期86%に下降
- UBE・・・11月CPL横ばい1750㌦
- 日本プラスチック工業連盟・・・9月のプラスチック原材料
- 石油化学工業協会・・・10月の汎用4樹脂の出荷実績
- 日本スチレン工業会・・・2022年10月受払表
- 日本ポリプロピレンフィルム工業会・・・10月のOPP・CPP出荷実績
- 化学製品値上げ
・住友ベークライト・・・産業機能性材料
・タキロンシーアイ・・・PVDFを80%以上