
石油化学新聞5467号(2026.1.19)
THE PETROCHEMICAL PRESS
- トクヤマ・・・高純度IPA、グローバル戦略を加速 台湾で世界初の再生IPA 韓は年内商業運転、米進出も
トクヤマは半導体用高純度イソプロピルアルコール(IPA)の世界戦略を加速する。台湾での第1期3万㌧設備が26年中にフル稼動に達するため、先行的に世界初のリサイクルIPAを供給する体制を整備する。28年の本格稼働を想定する第2期3万㌧プラントの増設については26年度中に投資意思決定する構えだ。韓国でも3万㌧設備が商業運転を開始するなか、北米進出も視野に入れるが、当面はスモールスタートとなる公算が強い。 - フタムラ化学・・・LLDPEフィルム、名古屋で包装材用増産 設備改造し需要対応
- 東邦化学工業・・・加圧反応設備、上海での増設完了 アジア拡販、再拡充も
- 日本ポリエチレン・・・高圧法プラストマー、水島工場で増強検討 ボトルネック再解消
- 日本化薬・・・火工品技術活用し 安全関連新領域へ
- 群栄化学工業・・・インドでRCS第2工場建設へ
三井化学の新事業戦略 表利彦CTOに聞く

三井化学は研究開発体制を大きく方向転換する。国内で創出した技術や製品を海外に展開する従来型モデルでは、現地ニーズとのタイムラグが生じ、急成長する海外企業に競争優位を失いかねない。そこで、長期的な研究と短期的な開発の役割分担を明確にし、意思決定の迅速化と資源配分の最適化を実現する体制に移行した。改革を主導する表利彦常務執行役員CTOに戦略を聞いた。
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昨年10月のCTO就任を機に研究と開発を分離しました。
研究は5~10年先を見据えた長期的な視点で次世代のパイプラインに必要な知識・技術を蓄積するコストセンターと位置づける。複数事業に共通する技術も多く、部分最適ではなく全社最適の視点でテーマを設定する。社会変化や規制動向を見据え、必要なコア技術を逆算で構築していく。
THE PETROCHEMICAL PRESS
- 旭化成・・・全社収益、30年営業益の39%へ ヘルスケア領域が牽引
旭化成は、ヘルスケア領域の「医薬事業」と「クリティカルケア事業」を、重点成長事業に位置付ける。研究開発とM&Aを組み合わせ、ニッチ領域に競争優位性を確立し、成長エンジンとして全社収益を牽引する。ヘルスケア領域の営業利益は、中期経営計画(25~27年度)の最終年度に全社目標(2700億円)の約35%となる950億円(24年度640億円)、30年度には全社目標(3800億円)の約39%となる1500億円を目指す。
- 東ソー・・・水素製造向け 電解質ポリマー開発 28年度メドに事業化
- 東レ・・・化学物質変換を省エネ化 バイオリアクター技術開発
- 日本エイアンドエル・・・樹脂改質剤を外販 新ブランドで提案強化
- 東レ・・・感光性PI 半導体向けに新製品 微細加工と樹脂充填同時に
- ダイセル・・・エクオールがフル稼働 機能性食品素材 新たな柱も育成
- オメガシミュレーション・・・模擬運転環境を強化 DCSや設備と連携
- 三菱ケミカル・・・バイオエンプラが相次ぎ車部品に
三菱ケミカルのバイオエンプラ「デュラビオ」が自動車部材に相次ぎ採用された。 ホンダが昨年9月に発売した新型軽乗用電気自動車(EV)の「N―ONE e:(エヌワンイー)」ではインストルメントパネルに採用された。デュラビオが着色剤を配合するだけで光沢のある高度な意匠性を実現し、従来必要だった塗装工程を省き、製造時に発生する揮発性有機化合物(VOC)を低減する利点が高く評価された。日産自動車の中国合弁会社、東風日産乗用車が昨年11月にモデル刷新したセダン、新型「ティアナ」ではダッシュボード上の透明なAIスピーカー部品=写真=に採用された。デュラビオが持つ透明性や光学特性といった意匠性の高さが、ラグジュアリーで活力ある車内空間の演出に適する点や、クリアコートなしの樹脂素材のままで使用できて耐久性に優れる点などが評価された。 - 三菱ケミカル・・・EVOH塗工で新技術 ガスバリア耐油性 紙包装材に付与
- リケンテクノス・・・青果物の鮮度保持フィルムを発売
THE PETROCHEMICAL PRESS
- フタムラ化学・・・活性炭フィルター増設 岐阜で28年春完成
- 東レ・・・CO2と水 炭素膜で同時除去 バイオマス精製低廉化
- 三井化学・・・フェノール価格公式 ナフサベースに 収益変動減へ改定
- UBE・・・東北大に共創研究所
- 塩ビ工業・環境協会(VEC)・・・PVCアワード2025、準大賞に東リ義春刃物選定
- 日本プラスチック工業連盟・・・日韓台で協力強化 極東懇で共同宣言
- ベンゼン北米向け、関税響き100万㌧減 アジア価格下落要因に
- 賀詞交歓会
- 化学製品値上げ
・東洋スチレン・・・ポリスチレン(PS)とメチルメタクリレート・スチレン(MS)樹脂を2月1日納入分から1㌔㌘12円以上値上げする。
・日本エイアンドエル・・・合成ゴムラテックスを紙加工用と他の製品も含めて4月1日出荷分からドライで1㌔㌘30円以上値上げする。
THE PETROCHEMICAL PRESS
- UBE・・・高機能ウレタン事業、北米展開を本格化 PCD新拠点 来年後半稼働
- ダイセル・・・事業創出、優先順位を明確化 ナノダイヤ前倒し
- ADEKA・・・PP透明化剤 新グレード量産へ 自社ブランド建設検討
- 日本化薬・・・太陽光発電、国内外で導入拡大 GHG排出削減
- クレハ・・・シェール堀削材、売上収益4割増 2年ぶり最高更新
- 三井化学・・・駒大の社会連携支援 廃材でダルマ作成

三井化学は、駒澤大学が進める学生主体の社会連携プロジェクトを支援し、学生が学内で回収したPETボトルキャップを原料に応援ダルマ「Re Dharma(リダルマ)」を制作した。三井化学のリサイクル技術と駒大生によるサステナブル活動を融合させた取り組み。今後は駒大キャンパスや近隣の商業施設、駒沢パーククォーターで展示し、来場者が応援札を貼るなど、資源循環と応援の輪を広げる活用を検討する。
リダルマは高さ約1・4㍍のオブジェで、駒大キャンパスで集めた約800㌔㌘のPETボトルキャップを原料とした。 - ハイケム・・・高耐熱・高耐久ポリ乳酸量産化
- 三井化学・・・BCP対応、DX調達基盤を稼働
- 旭有機材・・・旭化成エレから半導体工場取得
- エフピコ・・・スーパーヤマダイと水平リサイクル強化
- センスエア・・・小型で表面実装対応CO2センサー開発
- 大阪ソーダ・・・医薬精製材増設100億円超を投資
- DIC・・・AIロボティクス新興に戦略的出資
- SABIC・・・欧石化と欧米エンプラ売却
