2005(H17)年5月16日(月曜)
第2625号
総 合 面
首 都 圏 版
  • 東京都スタンド協会、26万台上積みに意欲
  • 埼玉県協熊谷支部、市・警察署と防犯協定結ぶ
  • ミヤネン(埼玉県)が直売部門をシナネン関東に譲渡
  • <クロースアップ2005>
    千葉県協青年委員会・安野晃造委員長=“温故知新”で現状打破
プロパン・ブタンニュースがお届けする連載読み物 
<業界50年・特別編>誕生日は5月17日
「熱と光の瓶詰」
スネリング博士
花嫁は初めてのお客様
本紙連載の「ナリケンがゆく」が本になりました。
100人のLPガス業界人を訪ねたインタビュー記事です。
地 方 版
  • 北海道=全スタ協北海道、福岡正英本部長が留任 辞意表明も後任決定まで
  • 東北=対電化はガラストップ販促から 福島県協県北支部が勉強会開き行動へ
  • 東北=月金ダイヤガス、戦う集団目指し販売店と「合同戦略会議」を設立
  • 中部=岐阜液化ガス、電化対抗策のガラストップ販売で女性社員の活躍光る
  • 中部=ヤマサ總業、高速プリンターを導入しチラシなど内製化へ
  • 近畿・四国=近畿業界、国民保護でも機関指定相次ぐ
  • 近畿・四国=谷口酸素工業、需要促進策で機器購入にもポイント
  • 中国=ヤマサン会、初の料理講演会に主婦ら258人参加 ガス+土鍋料理推奨
  • 中国=中国業界のガス展、春に前倒し開催
  • 九州=福岡ありた幼稚園が園児の健康第一にLPGバスを採用
  • 九州=大商事(筑後市)、需要開拓、対電化の拠点にショールーム開設
アンケート詳細株式会社石油化学新聞社/プロパン・ブタンニュースでは、バルク供給システム特集を発行します。つきましては、ご多用中誠に恐縮ですが、アンケートにお答えたまわりたくお願い申し上げます。
<終了しました>
住 設 供 給 機 器 / 新 技 術
  • 大同興行とクボタが新半自動回転充填機を開発
  • 東洋計器、使用状況をメールで通知の「見守りソフト」発売
  • 16年度末エコステ設置数、前年度比26件増の328件
  • リンナイ、乾電池方式の最高級グレード「ガラストップこんろ」発売
GHP版(月に一度の掲載です) GHP出荷実績
H16年度

第10回GHP販売事例論文コンテスト入賞者一覧
  • 2004年度GHP出荷、平均15馬力で大型化進む 北陸、中国では2ケタ増に
  • 大手都市ガス3社が新冷媒採用の高効率GHP発売へ
  • <視点>リニューアル獲得に本腰を
  • 本庄ガス、誠実な対応に高い評価で11年前導入の吉沢病院にリニューアル成功 
  • 植物成長にLPガス つくば市で「トリジェネレーション」の実証試験
  • 岐阜・椿野苑の51キロワットLPGコージェネ順調に稼動
  • 大阪ガスと三菱重工が世界最高効率の380kWコージェネ発売
  • GHP出荷統計 (平成16年度第四四半期、平成16年度下期、平成16年度)
先 週 の 日 刊 プ ロ パ ン ・ ブ タ ン 情 報>
以下の見出しは日刊プロパン・ブタン情報からのものです
日刊プロパン・ブタン情報についてはこちらから
  • 5月9日(月)
    * サウジ5月CP、プロパン・ブタンとも前月比5j高 夏場入りもさらに上昇懸念
    * 兵庫県防災協・兵庫県協が1月17日を「減災の日」に LPガスの利点生かし貢献を
  • 5月10日(火)
    * 出光興産、「ネットワーク・応対・価格・技術」で“質重視”追及
    * エコジョーズ製品ラインアップ30機種が勢ぞろい
  • 5月11日(水)
    * 日連の17年度事業、「LPガスの地位向上」を主眼に
    * 八戸液化ガス調査、高齢者世帯は「見守りサービス」を利用したいが9割以上に
  • 5月12日(木)
    * 全国マルヰ会、発足50周年記念大会を大阪で開催 牧野社長は「変革元年」を強調
    * 50kW発電補助事業第1号が岐阜で順調に稼働中
  • 5月13日(金)《データ・ファイル5月号》
    市況編
    ◇LPガス価格の推移(FOB・CIF価格等)
    ◇全国主要都市のLPガス10?小売価格推移
    ◇17年3月末現在のオートガス市況調査
    需給編・需要編
    ◇LPガス需給実勢の推移
    ◇17年3月、16年度通期需給実勢
    供給機器編・その他
    ◇16年度LPガス供給機器生産実績
    ◇17年3月度溶接容器生産本数
    ◇17年LPガスバルク貯槽生産推移
    ◇16年度マイコンメーター生産実績
    ◇16年度LPガス用警報器検定・検査
    ※新設住宅着工戸数の推移
    消費機器編
    ◇17年3月度の主なガス機器検定検査
    ◇クッキングヒーターの国内出荷台数
    ◇家庭用ヒートポンプ給湯器(エコキュート)の国内出荷台数
    競合エネ編・その他
    ◇17年3月度の全国都市ガス販売量
    ※17年1月末現在全国LPG自動車台数
    《業界日誌》
  ご希望の方に見本紙をお送り致します。
    プロパン・ブタンニュースは創業以来LPG業界とともに歩んでまいりました。
    2004年春に石油化学新聞社創業50周年を迎えました。
    創業時の基本理念に立ち戻るとともに新しい挑戦を続けて行きます。
     LPガス業界で高い支持を頂いてるプロパン・ブタンニュースを読んでみませんか?
    e−mail  もしくはファクシミリにてご連絡下さい。
    fax 03-3254-8425(業務局井上あて)
    なお、株式会社石油化学新聞社の全国支社局でもお待ちしております。
    (札幌、仙台、名古屋、大阪、広島、福岡)
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2005(H17)年
5月16日(月曜)
第2625号
PBN2005-05-16-01
潜熱2,100台、エンジン800台以上へ
17年度補助事業スタート


 LPガス振興センターは国からの補助金を受けて、平成17年度の潜熱回収型給湯器とガスエンジン給湯器を対象としたLPガス燃料の高効率給湯器導入支援のための補助事業を開始した。募集期間は4月28日から来年2月10日(必着)まで。
 17年度補助事業の導入計画台数は潜熱回収型給湯器2,100台以上、ガスエンジン給湯器800台以上。高効率給湯器導入支援事業はエネルギー消費量の約4分の1を占める民生部門(家庭用、業務用)の省エネルギーを進める目的でスタートし、潜熱回収型が4年目、ガスエンジン給湯器が3年目を迎えた。昨年度までの補助金交付累計実績は潜熱回収型2,218台、ガスエンジン1,249台。
 今年度の補助事業は京都議定書の発効後のタイミングであり、温室効果ガスの排出削減目標の達成、また増税なき温暖化防止策の成功に向け、LPガス業界にとっても、家庭用LPガス消費の6割を占める給湯需要の維持拡大に向け、これまで以上に高効率給湯器の普及拡大の実践が重要だ。
 今年度の事業から補助金は補助対象経費の費目ごとに定額制が採用された。これにより、潜熱回収型の場合、給湯単機能30号以上の補助金額は機器費2万4,000円+特殊(ドレン配管)工事費1万3,000円の合計3万7,000円。それ以外の給湯器は機器費2万4,000円+特殊工事費5,000円の合計2万9,000円。
 ガスエンジン給湯器の場合、補助金額は発電出力1kwクラスなら機器分14万8,000円+特殊工事分4万2,000円の合計19万円、同出力5〜6`hクラスなら機器分58万4,000円+特殊工事分6万6,000円の合計65万円、同出力8kwクラスなら機器分74万9,000円+特殊工事分5万1,000円の合計80万円、同10kwクラスなら機器分91万6,000円+特殊工事分8万4,000円の合計100万円。今年度から補助金の消費税分は交付されない。
 申し込みの受け付けは所定の様式と添付書面が適格であるものから原則先着順とし、申し込み額が予算に達し次第締め切る。潜熱回収型の補助金交付者には今年度からリース事業者も申請が可能になった。




PBN2005-05-16-02
視点
リニューアル獲得に本腰を


 2004年度のGHP出荷統計がまとまった。台数ベ ースで前年度割れとなり、GHPとEHPの厳しい闘いを反映した。ただ、統計をつぶさに見ると、北陸、中国では大型機種需要の高まりとともに台数ベースでも前年度を2ケタ上回る好調さを見せた。中部では台数こそ前年度に届かなかったが、大型機種人気によって出力ベースで前年度を5ポイント上回り、GHP需要の高まりを垣間見せた。
 04年度のEHPは猛暑の到来によって、冷凍年度ベース(10〜9月)で2年ぶりに出荷総額2兆円を超えた。EHPの04年度出荷台数は約780万台。うち業務用は約76万台であった。EHPのリニューアル(更新)機種需要は使用後13年を1サイクルとした場合、年間53万台と推計されるため、68%がリニューアル向けの出荷と見られる。半面、GHPコンソーシアムによると、GHPのリニューアル対象機種の割合は現状20%程度と推計されており、その差は際立っていて、中にはGHPのリニューアル機種がEHPに逆転された可能性も示唆する。
 GHPコンソーシアムは、新築物件の競争が厳しさを増す中で、GHPの維持拡大には施主営業によるリニューアル物件の獲得に本腰を入れようと呼びかけている。GHPは既設の冷媒配管が再利用でき、その点、施主営業に際して大きなメリットになりえるからだ。冷媒の液管、ガス管に挟み込むだけで装着可能な小型で簡易なキット、エンジンの排熱を利用して冷媒液を配管に循環させ、完全洗浄できる自己洗浄機能はGHP独自で、十分なアピール材料になる。
 今やわが国LPガス需要全体にとってGHPは欠くことができず、マイクロコージェネ時代へ向かうLPガス業界の需要開発の掛け橋、戦略商品との位置付けが定着している。
 資源エネルギー庁の向こう5年間のLPガス需要想定によると、GHP1台当たり消費量は年間1890`c。2009年度時点の普及台数34万3,000台を見込んでおり、その全消費量は64万7,000d。同年度の家庭業務用需要の7・8%を占めることになる。
手造りの緊急工作車
 工場で手づくりの緊急工作車の出動を見学した。発電機やいろいろな工作用具がワゴン車からスライドして取り出された。車の両扉を開けばつるはし、スコップ等が整然と壁に留められている。随所に工夫がこらされている。このワゴン車が移動すればそこに工場が出現するというわけである。これも社長の発案だと聞いた。
 上小鶴さんの名刺には一級小型船舶操縦士の肩書があった。星ヶ峯ニュータウンのガス基地に上小鶴さんの「クイーンコーア」号があった。
 筆者はその艇に挙手の礼をして帰って来た。