2005(H17)年6月27日(月曜) | |
第2631号 |
総 合 面 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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プロジェクトの成功を誓った実行委員会のメンバー |
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首 都 圏 版 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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プロパン・ブタンニュースがお届けする連載読み物 <業界50年・再生>新しい風、GHP GHPは累計60万台、650万馬力 通産省の小型ガス冷房技術研究組合 「熱闘・夏の甲子園」と電力ピーク |
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地 方 版 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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特集記事/<九州HLエネクス会連合会、韓国・ソウルで総決起> | ||||||||||||||||||||||||||||||||
17年度躍進総合キャンペーン始動
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特 集 /ウォータービジネス | ||||||||||||||||||||||||||||||||
<ウォータービジネス好調>本腰入れる大手各社
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住 設 供 給 機 器 / 新 技 術 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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G H P と コ ・ ジ ェ ネ 版 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
GHP版 お知らせ | GHP出荷実績 H16年度 |
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「2005全国縦断GHP3兄弟普及促進フォーラム」開催のご案内
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<先 週 の 日 刊 プ ロ パ ン ・ ブ タ ン 情
報> 以下の見出しは日刊プロパン・ブタン情報からのものです。 日刊プロパン・ブタン情報についてはこちらから |
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ご希望の方に見本紙をお送り致します。 プロパン・ブタンニュースは創業以来LPG業界とともに歩んでまいりました。 2004年春に石油化学新聞社創業50周年を迎えました。 創業時の基本理念に立ち戻るとともに新しい挑戦を続けて行きます。 LPガス業界で高い支持を頂いてるプロパン・ブタンニュースを読んでみませんか? e−mail もしくはファクシミリにてご連絡下さい。 fax 03-3254-8425(業務局井上あて) なお、株式会社石油化学新聞社の全国支社局でもお待ちしております。 (札幌、仙台、名古屋、大阪、広島、福岡) |
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第2631号 | |||||
PBN2005-06-27-01 日団協プロジェクト始動 3年計画業界総動員で 統一シンボル(上)を制定し、あらゆるシーンでこれを使ってLPガスを広く国民にアピールし、需要を喚起していこうとする日本LPガス団体協議会の「LPガス“人と地球にスマイルを”プロジェクト」が22日、キックオフした。オール業界の広告宣伝・需要開発運動は向こう3カ年計画で取り組む。進行中の保安高度化運動と並び、業界50年の歴史始まって以来初の需要開発全国運動の幕が切られた。 PBN2005-06-27-02 迫りくる巨大地震に備えを 05年度防災白書 閣議決定 政府は14日、2005年度版防災白書を閣議決定し、開会中の第162通常国会に提出した。白書は「迫りくる巨大地震と備えを実践する国民運動の展開へ」と題し、10年前の阪神・淡路大震災以来日本列島を襲っている新潟県中越地震などの巨大地震、また集中豪雨や台風による大災害に対応し、国や自治体、民間企業、地域、国民一人ひとりが「あらゆる備えを実践していかなければならない」と呼びかけている。 特に喫緊の課題に挙げたのがマグニチュード(M)8クラスとされる東海地震、東南海・南海地震、日本海溝・千島海溝周辺、加えてM7クラスとされる首都圏直下型地震。こうした巨大地震に備え、政府の中央防災会議は3月30日に、@今後10年で死亡者・経済被害額を半減にするという「減災目標」A住宅耐震化率90%などの「具体目標」――からなる地震防災戦略を策定したが、白書には特に急がれる措置として、学校や病院などの公共施設の耐震化を挙げている。学校施設の耐震化は全国公立小中学校約13万2,000棟のうち未耐震化棟が約51%の約6万7,000棟。 また、減災の実現に当たって「食料、水の備蓄」を取り上げているものの、避難所などで煮炊き用のLPガスなど燃料の確保問題には一斉触れていない。昨年度の特記事項のうち新潟県中越地震、三宅島全島避難解除に関する記述では民間のライフライン復旧支援活動は描かれず、三宅島のライフライン復旧活動は単に「ガス」としか記されていない。 このため、5月27日に閣議決定した05年度版エネルギー白書の記述と比較した場合、災害時における民間の役割の評価に政府内の温度差がかなりある。 PBN2005-06-27-03 「兵庫ガス」設立 有力25事業者が出資 兵庫県の有力25LPガス販売事業者が出資した「兵庫ガス株式会社」(設立発起人代表=須國廣氏)の第1回株主総会が21日、新神戸オリエンタルホテルで開かれた。創立総会は2日に開いた。 「兵庫ガス株式会社」は資本金5,000万円(1株1万円)。LPガス販売、ガス器具販売、付帯事業を展開する。代表取締役には設立発起人代表の須國廣氏が就任し、取締役には北野久夫、北嶋政次、金本豊、中谷更一、三木貞男、吉川正嗣、三輪正彦の7氏、監査役に井本丞、塩谷喜久治の2氏が就任した。本社は兵庫県加古川市加古川平野501(加古川ガス内)に置く。支店は摂丹(伊丹産業)、阪神(同)、神戸(同)、東播(阪神瓦斯産業)、西播(三木産業)、但馬(兵庫熔材)、淡路(丸善産業)の7地区に置く。 近畿市場では競合エネルギー問題が激化し、電力、都市ガスなどの他エネルギー競争に加え、同業者間でも顧客の争奪が勃発している。LPガス販売事業者からは「LPガスのイメージダウンになっている」「お客さまからの苦情が絶えない」「大手企業に料金対抗ができず廃業を考えざるを得ない」などの深刻な意見が出ている。 こうした状況に対応するため、LPガス事業研究会が共済制度(共済会)を立ち上げ、中小零細業者が大同団結して問題の共有化、全会員で対応策を実践することにしたが、兵庫県下でも400件を超える会員が加入し問題の検証を進めている。そこで業界の将来を憂慮する同志が英知を結集し、共に助け合いながら、無秩序な商行為に対し、毅然とした態度で対応するため「兵庫ガス」を設立することにしたもの。 PBN2005-06-27-04 「四国岩谷産業」スタート 初の製販一体・地域分社で 四国岩谷産業(本社・高松市、笠井徹社長)は7日、高松市のサンポートホール高松で、設立記念式典を開いた。同社は岩谷グループで初めて、製販が一体となり地域分社化したもので、四国における事業基盤の確立と需要家サービス向上、統合による効率化などを図る。式典では事業説明などを行い、笠井社長が「当社はお客さまが気軽に相談でき、早い対応を実践する。人材育成や法令順守を徹底し、四国市場でのシェア向上に努めたい」と強調した。
フクエキ創立45周年祝賀会 「内助の功に感謝」 吉田社長社員家族ねぎらう フクエキ(本社・福岡市、吉田昌利社長)は13日、福岡市の西鉄ソラリアホテルで創立45周年記念祝賀会を開いた。この祝賀会は、同社の社員と社員を支える家族(奥さん)をねぎらうことを主な目的として開かれたもので、人材育成を何より重視する吉田社長の「思い」を形にしたもの。 PBN2005-06-27-06 ウォータービジネス好調NGPの柱に 本腰入れる大手各社 LPガス業界はエネルギー無境界時代の到来で、事業そのものの収益が低下する傾向にあり、流通改革や業務改善など抜本的な対応策の確立が求められている。そこで浮上してきたのが、ガス外収益(NGP)事業の積極展開。とくに、夏場を中心にした国内の慢性的な水不足や水道水の水源となる地下水、河川の水質悪化(生活排水、環境ホルモン、産業廃棄物等)などを背景に、ウォータービジネス(水の宅配事業)に着手する大手事業者が目立ってきた。健康という切り口も定着しつつある。もともとLPガス業界は、配送・輸送・点検網などで培ってきたネットワークという他の業種にはない大きな武器や「地域密着」「顧客密着」というノウハウを確立している。ウォータービジネスに本腰を入れる企業は、こうした強みを最大限に活用するとともに、さらに前進させ万全な供給体制、独自のプラント建設、代理店の募集、水源地生産ラインの確保、ブランド名の確立などで業績を拡大、今ではNGPの大きな柱に位置づけるまでになっている。本腰を入れる大手各社の取り組みをレポートした。 PBN2005-06-27-07 新日石のLPガス燃料電池 三浦雄一郎さん宅に設置 1号機は女優の高樹沙耶さん宅 新日本石油は3月に商品化を開始した世界初のLPガス仕様家庭用燃料電池「ENEOS LP―1」(定格出力750ワット、貯湯槽200リットル)を今月相次ぎ著名人の自宅に設置し稼働した。 第1号機は6日、千葉県館山市内の女優高樹沙耶さん宅に設置した。高樹さん宅は海の近くに立つ日本家屋の一軒家。かつて世界的なダイバー、ジャック・マイヨールさんが日本に滞在した折に暮らしていた家屋でもある。高樹さん宅ではこれから電気の約60%と、お湯のほとんどすべての燃料電池で賄うという。 高樹さんはダイビングのインストラクター資格と、小型船舶の1級免許も持って、かつてはハワイを活動拠点に活動していたが、今は館山の自宅を拠点に女優業、執筆業と活躍している。高樹さんは燃料電池の稼働に当たって「かねてからパーマカルチャー(人間にとっての恒久的持続可能な環境を作り出すためのデザイン体系)を実践したいと思っていたところ、このENEOS LP―1と出会い、真っ先に名乗りをあげました。世界初のこのシステムで、これからエコ生活がスタートということで、とても楽しみにしています」とのコメントを発表した。 13日には東京都内のプロスキーヤー三浦雄一郎さん宅に第2号機を設置した。設置先は2月にオープンしたばかりの三浦さんの自宅兼トレーニング施設「MIURAベースキャンプ」の屋上。燃料電池はこの施設の電気とお湯を賄う。この施設には世界でも数少ない低酸素室と高酸素室を備え、酸素濃度をコントロールしながら、効率より酸素を取り込むプログラムが用意され、世界を目指す登山家やアスリートのトレーニングが行われている。 三浦さんは2003年に世界最高年齢でエベレスト登頂に成功し、75歳となった今も冒険を続けている。燃料電池の稼働に当たって三浦さんは「ヒマラヤなど、空気が希薄で人類が生き延びることが難しい所で暮らしていると、これが地球の未来を象徴しているように感じる。これから地球環境を見据え、二酸化炭素をできる限り排出しないシステムの開発は人類にとって必要不可欠です」とのコメントを発表した。 新日石では高樹さん、三浦さん宅に続き、エッセイストの玉村豊男さん宅、冒険家の風間深志さん宅に燃料電池の設置を予定している。 |